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【動画が話題に】日産・スカイラインの「プロパイロット2.0」でゴルフボールがカップイン
(画像: 日産自動車の発表資料より)[写真拡大]
4歳の天才少年ゴルファーが見せる「ProPILOT GOLF BALL」を使ったカップイン。動画で話題になっている、誰が打っても確実にカップインするゴルフボールだ。日産が「プロパイロット2.0」の技術を応用して、自動的にボールを転がしていくのだ。
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日産・スカイラインに搭載された「プロパイロット2.0」は、ナビゲーションシステムと連携して、3D高精度地図データ、カメラやレーダーによる周囲情報の取り入れ、追い越しや分岐なども自動で編み出し、目的地までの走行を支援してくれる。ただし、ルートの中の高速道路部分に限るのだが、世界初の技術と言って良い。これはまだレベル2の運転支援システムで、運転手は常に運転していることが必要だ。
もちろん「ProPILOT GOLF BALL」ではゴルフボールの中には自走する仕掛けと、外にはボールの位置を捉えるカメラが必要だが、ルートを探して目的地にたどり着く技術を体感させてくれる。
この「プロパイロット2.0」はスカイラインに搭載されたのだが、商品力に結び付ける広告としては分かりやすい。勝手にカップインしてくれるボールは、ゴルファーなら誰でも一度は考えたことのある発想かもしれない。ドライバーでこのボールを打ってフェアウエイの真ん中に運んでくれたらもっと良いのだが。きっと壊れてしまうのだろう。
日産・スカイラインは、いまや瀕死の状態になってしまった名門ブランドだ。カルロス・ゴーン元会長の経営下では、日本のメーカーの誇りを忘れたかのように、スカイラインの国内販売は低迷を続けている。M&Aなどの必要性も分かるが、やはり自動車メーカーの基本のビジネスモデルは「もっといいクルマをつくろうよ!」である。
商品たる車種を開発して、その設計には共通部品などを駆使、ラインの世界規模での平準化を果す。順序生産に近づけて、来るべきネット受注の時代に対応できることが、自動車製造業には求められている。
ネットとつながった整備の必要性もあり、常にオンラインリアルタイムで状態を監視し、整備の必要性が生じたなら、警告を発し故障する前に、事前に整備するシステムを構築しなければならない。そして車検などの定期整備を不要として、ユーザーのコスト削減に寄与し、市場の活性化を目指さねばならない。
それでも「スカイライン」のような名門ブランドを尊重しない手はない。日産の商品企画を見直すことが必要だ。GT-Rが「なおみ」効果で評判になっても、売れていく車種がなければ宣伝効果が上がらない。かつては「スカイライン2000GT-R」がレースで活躍すれば「スカイライン」の各車種が売れていった。シンボルと売れる商品のつながりも見直す必要がある。間に合うのか日産。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)
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