今度は売れる? ホンダ新型「N-WGN」を発表! 発売は8月9日に決定

2019年7月18日 19:45

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N-WGN(画像: 本田技研工業の発表資料より)

N-WGN(画像: 本田技研工業の発表資料より)[写真拡大]

  • N-WGN(画像: 本田技研工業の発表資料より)
  • N-WGNカスタム(画像: 本田技研工業の発表資料より)
  • (画像: 本田技研工業の発表資料より)
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■N-BOXに続け!
 ホンダは18日、「N-WGN(エヌ・ワゴン)/N-WGN Custom(エヌ・ワゴンカスタム)」をフルモデルチェンジし、8月9日に発売することを発表した。新型「N-WGN/N-WGNカスタム」は、シンプルデザインをコンセプトとした内外装に多くの特徴を備え、軽自動車市場のトップを快走する同社の「N-BOX」に続くヒット車種になるかが注目されている。価格は127万4,400円からとなっている。

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■デビュー以来苦戦続きだった先代「N-WGN」
 2013年11月に発売された初代「N-WGN」は、軽自動車の「新しいベーシック」を目指し、基本性能を高次元で備えた軽ハイトワゴンとして開発された。発売当初は順調な販売実績だったものの、没個性的なデザインなどで「N-BOX」ほどのインパクトを市場に与えられず、近年は販売が低迷、ライバルのダイハツムーヴやスズキワゴンRの後塵(こうじん)を拝し、直近の2019年上半期の販売台数では大差を付けられていた。

■19年上半期の販売台数
ダイハツムーヴ 6万8833台
スズキワゴンR 5万1377台
ホンダ N-WGN 2万2678台
*参考 全軽自協

■新型の特徴
 今回発表された新型は、現状を打破すべくデザイン、パッケージ、プラットフォームを全面的に一新。N-BOXのような生活に寄り添った使い勝手に焦点をあてたものとなった。そのため、ライバルのムーヴやワゴンR、そして日産のデイズなどよりもN-BOXに近い、無駄の無いシンプルでスクエアなデザインとなった。

 「センタータンクレイアウト」の利点を生かし、荷室の床面を現行モデルより180mm低床化させ開口部の高さも従来モデルより低い約490mmとするなど荷物の出し入れを楽にしたり、荷室を上下に仕切るボードを設けて使いやすさも向上させている。

 車種構成は、標準タイプの「N-WGN」と上級仕様の「N-WGNカスタム」の2種類で、燃費は、自然吸気エンジン車で23.2km/L、ターボ車では22.0km/LをWLTCモードによって実現した。

■N-BOXを超える機能の「ホンダセンシング」を全車標準装備
 今回のN-WGNでは、最新の運転支援技術「ホンダセンシング」が採用され、CMBSが横断自転車も認識できるようになったほか、ACCは停止時間が3秒以内なら、先行車が発進すると自動発進する渋滞追従機能付きに進化。そして、これらの装備は全車標準装備される点が注目される。

■ライバルはズバリ日産デイズか
 N-WGNの属する軽ハイトワゴンは、「N-BOX」が属する軽スーパーハイトワゴンとともに、軽乗用車全体の多くを占める重要な市場となっている。N-BOXだけが飛びぬけた台数を売り上げるホンダとしては、他の低迷する Nシリーズを底上げし、N-BOXと合わせて軽自動車市場での存在感をより高める必要に迫られており、今回の新型N-WGNはその重要な試金石となる。スタートダッシュを決められるかどうかは、プロパイロットを武器にいち早くフルモデルチェンジした日産のデイズとの新型車対決にかかっている。(記事:田中秀雄・記事一覧を見る

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