JAL、ハワイ就航65周年で「嵐」の特別塗装機「ARASHI HAWAII JET」

2019年5月24日 09:05

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 日本航空(JAL)は22日、ハワイ就航65周年を記念して特別塗装機「ARASHI HAWAII JET」を就航させた。

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 初便はJL782便で東京(成田)発22:00、ホノルル着10:05でボーイング787-9型機を使用している。JALは初フライトの前に、成田空港の格納庫で同機のお披露目イベントを開催。機体の左右両側にはアイドルグループ嵐のメンバーとハワイを象徴するヤシの木やハイビスカスなどがデザインされ、右側にはメンバー5人のアロハシャツ姿の上半身が大きく描かれている。

 当日はメンバーの大野智と松本潤が参加してイベントを盛り上げた。ハワイは嵐が1999年に結成記者会見を行った記念の地であり、奇しくも今年はデビュー20周年でもある。

 嵐のメンバーの顔が描かれた嵐ジェットは過去において、国内線で運航されたことはあったが、国際線で運航されるのは今回が初めてである。初便は5月22日であったが、就航期間は20年12月末頃までを予定し、成田以外にも、名古屋(中部)や大阪(関西)からの路線も予定しているとのこと。

 ここに来て、ハワイ路線を巡る航空会社間の競争が益々熾烈になってきた。日本発のハワイ路線は日本航空のドル箱路線で、これまでは全座席の30%以上を占めて来た。今回の特別塗装機の就航も、他社の猛追に対抗したものと見られている。

 一方全日空(ANA)は24日に世界最大級のエアバスA380型機「FLYING HONU」(空飛ぶウミガメ)を就航させる。その第2号機も18日には成田空港に到着しており、当初の予定を前倒しで6月中には運航予定としている。3号機も既に発注済であり、20年春の就航を予定している。

 空飛ぶウミガメは24日の初便から当面は週3往復で就航するが、6月からの2号機の投入以降は週10往復に増便するするとのことだ。A380型機の座席数は520席で、ANAは一挙にJALの牙城に迫ろうとする勢いだ

 現在日本~ハワイ路線には上記2社の他に、ハワイアン航空、デルタ航空、大韓航空、LCCなどが就航している。航空会社間の公正な競争により価格が下がり、サービスが向上することはハワイ好きの旅行者にとっては大歓迎だろう。(記事:kan1713・記事一覧を見る

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