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上新電機、株主優待の商品券贈呈枚数を増加
上新電機【8173】は19日、株主優待制度の一部変更を行い、同社店舗で使用可能な「株主ご優待券」の贈呈枚数を、これまでより増加させると発表した。同社は一昨年にも単元株式数とそれに伴う株主優待制度の変更を行っており、今回の変更についても、投資先としての魅力向上と中長期保有株主の増加をさらに促すことを目的としている。
上新電機は大阪市浪速区に本社を置く家電量販店大手。「Joshin」の名称で地盤である近畿地方を中心に、233店舗(2018年12月末時点)を展開している。また家電量販店以外に、メディアやおもちゃ専門店、生活雑貨専門店などを出店する他、プロ野球球団との提携や、スマホ決済など支払い手段の多様化を推進していることでも知られている。今回の株主優待変更の内容は以下の通りである。
3月末日時点の保有株式数が100株以上500株未満の場合は、優待券が10枚(1枚200円分)から11枚となり、500株以上2,500株未満の場合は55枚から60枚、2,500株以上から5,000株未満の場合は110枚から120枚、5,000株以上の場合は165枚から180枚にそれぞれ変更する。この優待券は、同社店舗(インターネットショップ含む)において2,000円購入につき1枚(200円)使用できる。
なお2年以上継続保有の株主に付与される追加の優待券と、9月末日時点の株主全員に付与される優待券に関してはこれまで通り。9月末日時点の優待は単元株未満の株主にも付与され、制度の変更は3月末日時点の株主より行われる。
家電量販店業界は企業統合が進み、インターネット販売も含めた熾烈な価格競争が続いている。その中で売上を増やし、株価を維持上昇させることは業界での生き残りには必須課題と言える。(記事:福井廉太・記事一覧を見る)
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