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引退した小田急ロマンスカーLSE(7000形)が家具や腕時計になって復活
小田急エージェンシーは19日、2018年10月に引退した特急ロマンスカーLSEの装備品を活用した「Romancecar Memorial Parts Project」を20日から開始すると発表した。
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LSEで実際に使用されていた座席シートやカーテンなどの装備品が、プロジェクトデザイナーの手によって身近な商品に生まれ変わる。第1弾では、「ロマンスTシャツ」や「ロマンスウォッチ」など全4種類の商品が数量限定で発売される。期間は12月25日まで(価格はすべて税込)。
■商品のラインナップは多彩
・ロマンスチェア:59万8,000円
英国発祥のウインザーチェアと、LSEのクラシックな雰囲気を融合させたラウンジチェア。シートの座面を活用して、違和感のないデザインに仕上げている。木材には国産のナラ無垢材を使用。黒に塗装されたフレームが、上品で繊細なイメージを与えている。販売数は20脚限定だ。
・ロマンステーブル:18万9,000円
走る喫茶室としても人気のあったLSEの折り畳み式テーブルを、室内でも使えるようにリデザインした逸品。素材にはスチールを採用、折り畳み機構はそのままに、家具としての利便性が考慮されている。ロマンスチェアと合わせて利用することも可能だ。販売数は100台限定となっている。
・ロマンスウォッチ:2万円
文字盤にカーテンを活用した斬新なデザインが特徴。バンドの色は、ロマンスカーの象徴ともいえるバーミリオンオレンジである。シチズン時計マニュファクチャリング社製のクォーツを機構部に採用しているため、時計としての機能性も抜群。販売数は200個限定だ。
このほか、胸ポケットに車内カーテンを利用した「ロマンスTシャツ」が4,800円、限定数200枚で発売される。
■LSEの魅力
1980年に就役した小田急ロマンスカーLSE(7000形)は、EXEやVSEなどの新型ロマンスカー登場後もファンに愛され続けてきた名車だ。小田急ロマンスカーの象徴として、約38年間運行された。
先頭部の展望室や独特な屋根上の運転席、連接構造といったロマンスカーのDNAを受け継ぎながらも、快適性の向上や外観のリファインを施されてデビュー。ビジネスからレジャーまで幅広く活躍したが、7月10日に定期運行が終了、10月13日の臨時運行で完全に引退した。(記事:山岡光・記事一覧を見る)
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