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SUBARU、新中期経営ビジョン「STEP」発表 2025年130万台の世界販売へ
SUBARUの経営計画「STEP」は、4つの要素、「Speed」、「Trust」、「Engagement」、「Peace of mind & enjoyment」を要素とする頭文字[写真拡大]
SUBARU、2025年にグローバルで130万台の販売を目指す新中期経営ビジョン「STEP」を策定し、発表した。この経営計画は、4つの要素、「Speed」、「Trust」、「Engagement」、「Peace of mind & enjoyment」を要素とする頭文字であると共に、来るべき「JUMP」に備えて着実に地力をつける期間、という意味を込めているという。
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発表によると、同社は主力車種のフルモデルチェンジを毎年実施する計画を明らかにした。加えて個性の際立つ世界展開するSUV、スポーツ系の商品のラインアップとバリエーションの強化を図る。また、スバルのアイデンティティである『Dynamic×Solid』とするデザイン志向は不変として、より大胆な方向へ進化させていきたいとした。
具体的に資料画像によって、2023年頃にグローバル戦略車として完全に新しいSUVを投入する方針が示された。
また、SUBARUブランド強化の取り組みとして、人と人のつながりを大切にし、SUBARU、販売店、ユーザー、コミュニティが一体となった活動を実施する。
また、新たな取り組みである「SUBARU Digital Innovation」を通じて外部パートナーと新たな価値を協創し、コネクテッド技術を活用したコミュニケーション強化を図る。
さらに安全安心については「SUBARUブランドのコアバリュー」とし、スバルは人の命を守ることにこだわり、2030年に、SUBARU車乗車中およびSUBARU車との衝突による歩行者・自転車などとの死亡事故ゼロを目指す。
このため“自動化ありき”ではなく、人の苦手なタスクをクルマが補い安全に移動するクルマをSUBARU車とする。そのために、まず“レベル2”の運転支援技術を磨き上げ、さらに衝突安全性能を向上させることを目指すとした。
また、完成車検査不正問題を受けて、今回の中期経営ビジョンにおいて品質こそ最重点のテーマに設定した。すべての事業活動において、また経営トップから現場にいたるまで何よりも品質が優先される会社に変えて、自信をもって提供できるSUBARUの価値として品質を位置付けていかないといくとし、品質の抜本改革のために設備投資、人的投資を含め5年間で1500億円というガイドラインを設定すると明言した。
同時にトヨタ自動車株式会社とのアライアンスをも強化する。SUBARUの独自性は活かしつつ、EV基盤技術の共同開発やコネクテッド等の新世代技術領域での連携強化などにおいて協業を強力に進める。
こうした取り組みによって、グローバルでの販売規模は2025年で130万台と定め、2018年度計画に対して今後7年間で20万台の上積みを図り、当面2020年の売上高として10兆円、営業利益9500億円を目指す。市場別では、米国においてはシェア5%に挑戦する。日本についてはマザーマーケットとして現状レベルを死守。そして台数の伸びる地域として、アジア、ロシア、豪州での成長を狙う。(編集担当:吉田恒)
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