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ジーフット、イオンが完全子会社化へ 7期連続純損失から再建目指す
イオンの子会社である靴・雑貨のジーフットは、株主をイオンだけにする株式併合の実施を決めた。イオンの完全子会社となることで意思決定を迅速化して7期連続純損失の経営を再建するためで、イオンは株式併合の実施に賛同している。
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株式併合は5月22日に開催されるジーフットの定時株主総会、普通株主による種類株式総会を経て実施される。その結果、イオン以外の株主が所有する株式が1株未満の端数となり、裁判所の許可を得てイオンに売却される。これに伴い、ジーフットの東京証券取引所スタンダード市場、名古屋証券取引所プレミア市場への上場は廃止され、6月25日の株式併合効力発生でイオンの完全子会社になる。
ジーフットは、1931年に名古屋市で創業したツルヤ靴店が前身。2005年にイオンと業務資本提携を結んでイオングループに入り、2009年に同じイオングループの靴専門店「ニューステップ」を吸収合併して現社名に変更した。
現在は靴の「ASBee(アスビー)」、「Greenbox(グリーンボックス)」などの店舗を約650店展開し、うち500店以上がイオングループの商業施設に入っている。出店の加速で2016年2月期には売上高1039億円、純利益28億円の過去最高業績を計上した。
しかし、コロナ禍など消費の停滞から売り上げが低迷、不採算店が増加した。2019年2月期からは7期連続で当期純損失を出し、財務が危機的状況に。イオンから2度にわたって計約115億円の増資を受けたものの、再建が思うように進まず、2026年2月期は債務超過に陥る見通し。
イオンは完全子会社化による意思決定の迅速化やグループ各社との連携強化で売り場の刷新、供給先の拡大、雑貨と融合した新業態の展開、不採算店の整理を進め、ジーフットの経営を再建することにしている。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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