日本ガイシでも検査不正が発覚

2018年5月25日 11:11

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記事提供元:スラド

 最近、メーカー系企業での製品検査不正が相次いで明らかになっている。神戸製鋼の不正事件では数十年にわたって不正が行われていた疑惑が出るなど、こういった検査不正の一部は古くから行われていたようだが、日本ガイシも1990年代から2018年3月末まで、契約通りの検査を行わずに製品を出荷していたという(時事通信毎日新聞発表資料PDF)。

 発表によると、問題となっているのは同社のがいし(絶縁体)部品11製品。「社内規定に基づく検査」は行っていたが、完成品の寸法測定や抜き取り検査数の不足、強度検査でのデータねつ造などがあったという。

 今年1月に適切な検査を実施していない事例が社内で確認され、その後は契約通りの検査を実施しているという。問題となっている製品の販売数は約1億個にものぼるという。同社社長は「製造プロセスでの品質に対する過剰な自信があった」としている。

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