【注目銘柄】エン・ジャパンは06年高値に接近、18年3月期1Q大幅増益で2Q累計と通期の予想を増額修正

2017年8月30日 12:22

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 エン・ジャパン<4849>(東1)に注目したい。求人情報サイト大手で、総合転職情報サイト「エン転職」を主力としている。18年3月期第1四半期が大幅増益となり、第2四半期累計と通期の予想を増額修正した。さらに再増額の可能性が高いだろう。株価は06年高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年3月期1Q大幅増益で2Q累計と通期を増額、さらに再増額の可能性

 18年3月期第1四半期(4~6月)連結業績は、売上高が前年同期比26.2%増の91億26百万円となり、営業利益が51.6%増の27億31百万円、経常利益が58.4%増の27億53百万円、そして純利益が61.8%増の19億07百万円だった。

 求人サイトが37.8%増収と好調に推移して牽引した。主力の「エン転職」においてユーザー会員数増加などで応募効果が好調に推移し、広告掲載数が増加した。人材紹介は9.4%増収だった。子会社EWJは横ばいだったが、エン・ジャパンの人材紹介が大幅伸長した。

 第1四半期の好調を受けて第2四半期累計(4~9月)予想と通期予想を増額修正した。修正後の通期連結業績予想は、売上高が9億70百万円増額して17年3月期比21.1%増の384億円、営業利益が6億円増額して21.0%増の83億円、経常利益が6億円増額して19.7%増の82億円、純利益が4億50百万円増額して33.6%増の53億50百万円とした。

 利益面では第2四半期累計の増額幅に比べて通期の増額幅が小さく、費用の増加で下期を減額した形になるが、修正後の通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高23.8%、営業利益32.9%、経常利益33.6%、純利益35.6%で利益進捗率が高水準である。再増額の可能性が高いだろう。

■株価は06年高値に接近、好業績評価して上値試す

 株価は3000円近辺でのモミ合いから上放れ、8月30日には3930円まで上伸して06年高値4170円に接近している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドだ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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