【注目銘柄】テイカは日柄調整一巡して6月高値試す、18年3月期1Q増収増益で通期予想に増額余地

2017年8月29日 12:17

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 テイカ<4027>(東1)に注目したい。塗料用途や化粧品用途中心の酸化チタン、機能性材料、および界面活性剤などを主力としている。18年3月期第1四半期は増収増益だった。通期も増収増益予想である。そして増額余地がありそうだ。なお10月1日付で1単元株式数を1000株から100株に変更し、2株を1株に併合する。株価は日柄調整一巡して6月高値を試す展開が期待される。

■18年3月期1Q増収増益で通期予想に増額余地

 18年3月期第1四半期(4~6月)の連結業績は売上高が前年同期比12.2%増の104億88百万円となり、営業利益が6.2%増の16億03百万円、経常利益が13.7%増の16億73百万円、純利益が13.0%増の11億37百万円だった。

 酸化チタン関連事業が9.9%増収、その他事業が15.1%増収と好調だった。汎用用途の酸化チタンや機能性用途の表面処理製品の販売が引き続き好調に推移し、原価低減効果なども寄与して増収増益だった。

 通期の連結業績予想は売上高が17年3月期比12.4%増の430億円、営業利益が4.2%増の61億円、経常利益が2.2%増の61億円、純利益が3.2%増の42億円としている。なおコスト上昇に対応して酸化チタン製品の価格を17年8月納入分から改定した。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高24.4%、営業利益26.3%、経常利益27.4%、純利益27.1%と順調である。需要が高水準であり、価格改定効果なども寄与して、通期予想に増額余地がありそうだ。

■株価は日柄調整一巡して6月高値試す

 株価は7月の戻り高値圏1050円近辺から反落したが、直近安値圏900円近辺から切り返しの動きを強めている。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。日柄調整が一巡し、好業績を評価して6月高値1054円を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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