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【EV・2020年走行距離2倍】GSユアサ、リチウムイオン電池の高効率化に成功
車載バッテリーの開発競争が激しさを増している。結局のところEVではバッテリーが命だ。
GSユアサは、2020年リチウムエナジージャパン(LEJ)で新バッテリーを開発生産して、世界各国の自動車メーカーに販売を開始する。トヨタの「固体電池」などと充電時間、耐久性など、性能差はどのようになってくるのであろうか?GSユアサが開発したのは電解液を使用した従来のもので、電極を改善して効率を上げたようで、充電時間数分の固体電池ではない。また販売体制はどのようになるのであろうか?
【こちらも】【2020年トヨタのEVデビュー】充電数分・出力2倍、「全固体電池」開発に成功?
サプライヤーが電池開発に成功したため、全世界の自動車メーカーはEVで横一線となったことになる。現在、ガソリンエンジン車でのメーカー間の差よりも、その差は小さいと言えるだろう。それは充電システムのインフラ整備と共に、各社が横一線で競争していくことになる。
すると、これまでの世界の自動車メーカーの競争を制してきた法則が、再びEVに蘇ることとなる。テスラに見られるEVであることで、際立った特徴を持って商品価値を著しく高めていた状況が成り立たなくなる。では何が差を生むのであろうか?
AIもメガ・サプライヤーが提供する。IoTも基本システムはサプライヤーが提供するのであろう。すると商品価値に差を生むのは、コンセプトとパッケージング、デザインなど、これまでの自動車メーカー各社が繰り広げてきたと同じ尺度となるのだろうか?少なくともエンジンの出来の差がなくなるのは確かだ。
多くの部品をメガ・サプライヤーが供給するとなると、自動車メーカーのやることは、ほとんど家電と同じレベルになるのかもしれない。すると再び、生産技術と品質管理の勝負と言えよう。また、よりデザイン性が求められるのであろう。ゲーム機に近い、その他機能の差で勝負が決まることになろう。独自技術開発をどのような面で行うのかも問われることになる。
ゲームの世界がそのまま実現していくなかで、現実に道路を走っている感覚は必要のない、AIによる自動運転の世界であろう。自ら操縦するマツダ・ロードスターの「ライトウエイト・スポーツ」の、昔のリアルな世界とは違った、ゲームの仮想世界の楽しみであろうか?
参考: 【えっ!メーカーがレストア!】マツダ・初代ロードスター、レストア事業開始
どちらにしても「激変の自動車の世界」と言えるのであろう。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る)
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