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習志野の複合商業施設「モリシア津田沼」、2025年3月で閉店決定
モリシア津田沼の外観(野村不動産コマース発表資料より)[写真拡大]
野村不動産コマースは千葉県習志野市で運営している複合商業施設「Morisia(モリシア)津田沼」(習志野市谷津)を、2025年3月30日で閉店することを決めた。跡地には野村不動産がタワーマンションと複合施設の整備を計画している。
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モリシア津田沼は、JR津田沼駅南口に建つ鉄骨鉄筋コンクリート地下3階、地上12階建て延べ約9万4,000平方メートル。2008年の開業以来、約120の店舗と習志野市の習志野文化ホールが入り、市民の暮らしや文化を支えてきた。
前身は1978年にオープンした複合商業施設の「サンペデック」。売上不振で核店舗の高島屋が閉店するなど苦戦しているところを野村不動産グループが取得し、大規模改装してモリシア津田沼として再スタートを切った。
ダイエー、TSUTAYA、ヤマダデンキを核店舗として営業していたが、施設の老朽化が著しくなったため、施設を取り壊して再開発することになった。12月から来店客らによるモザイクアートの制作、ファイナルセールの開催など記念イベントが閉店まで続く。
跡地開発は駅側にある駅前広場、津田沼公園を含む約3.4ヘクタールで進める計画。地下2階、地上52階建て、高さ187メートルのタワーマンション(約1,100戸)と、商業施設が整備される。駅前広場は車両の乗降場を再整備したうえで、津田沼駅からデッキをつないで歩行者用空間を設け、約2,500平方メートルのイベントスペースを設置する。
2023年から休館中の習志野文化ホールは現在地で建て替える。駐車場はタワーマンション住民、商業施設来店客用に合計約1,200台分を備える。野村不動産は2026年春から現施設の解体工事に入り、2028年から新築工事に着手する方針。2031年の新施設完成を目指している。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
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