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NY原油は米国の増産ペースが鈍ってきたことも注目 サンワード貿易の松永氏(三井智映子)
*16:39JST NY原油は米国の増産ペースが鈍ってきたことも注目 サンワード貿易の松永氏(三井智映子)
フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。
NY原油は4月上旬に53ドル台に上昇しました。しかし、5月に入り急落し、6月21日には42ドル台となっています。そろそろ買いチャンスなのではと思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。今日はそんな気になる原油価格についてお伝えします。
レポートでは、NY原油の安値について、『昨夜のNY原油は、リビアやナイジェリアの増産観測に圧迫されて一時42.05ドルまで下落し、42.53ドルで取引を終えました。先月安値(43.76ドル)を割り込み、昨年11月の安値(42.20ドル)とダブルボトムを形成する可能性が出てきました』と分析しています。安値の背景にはナイジェリアの輸出増などがあるようですね。
さらに、『ナイジェリアの8月の原油輸出量が日量202万バレルまで上昇し、1年5カ月ぶりの高水準となる見通しがロイター集計により発表されました。一方、リビアの原油生産が日量88万5000バレルにまで増加したことも伝えられております』と伝えています。
しかし、21日に発表されたEIA週間石油在庫統計は、原油250万バレル減と減産になっているようです。レポートでは、『EIA週間石油在庫統計は、全体的に大方の予想通りの内容でした。米原油在庫が再び減少傾向を強めてきたことは注目でしょう。また、米国の増産ペースが鈍ってきたことも注目でしょう』との見解を示しています。
原油市場の買い場を探すためにも原油の需給に関してしっかりチェックしていきたいですね。
上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の6月22日付「原油市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコマーケットレポーター 三井智映子《DM》
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