【注目銘柄】アイモバイルは戻り歩調で16年10月IPO時の高値試す、17年7月期第3四半期累計2桁増益で通期増額の可能性

2017年6月15日 16:11

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

 アイモバイル<6535>(東マ)に注目したい。インターネット広告事業を展開している。17年10月期第3四半期累計は2桁増益だった。通期予想は増額の可能性が高いだろう。株価は4月の直近安値から切り返して戻り歩調だ。好業績を評価して3月の年初来高値、さらにIPO時の16年10月高値を試す展開が期待される。

■17年7月期第3四半期累計2桁増益で通期予想に増額余地

 6月9日発表した17年7月期第3四半期累計(8月~4月)の連結業績は売上高が前年同期比2.3%増の115億24百万円、営業利益が同14.8%増の19億57百万円、経常利益が同15.6%増の19億53百万円、純利益が同13.4%増の12億39百万円だった。

 動画広告事業「maio」、ふるさと納税事業「ふるなび」、およびアフィリエイト広告事業の売上が拡大し、人件費の増加や新規事業である通販事業の広告宣伝費投下などを吸収して2桁増益だった。四半期別に見ると第3四半期(2月~4月)の売上高は40億06百万円で、四半期ベースの過去最高を更新した。なお動画広告事業「maio」において17年4月から、スクウェア・エニックス配信のアプリゲーム「フレイム×ブレイズ」への動画広告の独占配信を開始している。

 17年7月期通期の連結業績予想は、売上高が16年7月期比1.0%増の148億99百万円、営業利益が同2.1%増の21億91百万円、経常利益が同3.6%増の22億04百万円、純利益が同3.6%増の14億05百万円としている。通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高77.3%、営業利益89.3%、経常利益88.6%、純利益88.2%と高水準である。通期予想は増額の可能性が高いだろう。

■株価は戻り歩調、好業績を評価してIPO時の16年10月高値試す

 株価は4月の直近安値905円から切り返して戻り歩調だ。6月9日には1118円まで上伸した。週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線が上向きに転じて先高感を強めている。好業績を評価して3月の年初来高値1164円、さらにIPO時の16年10月高値1297円を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】エルテスは続落も新サービス提供開始で成長可能性を見直し直近IPO株買いの再燃が有力(2017/01/06)
【株式評論家の視点】キャリアは「働き方改革」の推進で、アクティブシニアの就労機会を創出(2017/01/07)
【編集長の視点】スタジオアタオは反落も独自ビジネスモデルの高評価が続き直近IPO株買いで上値チャレンジ余地(2017/01/10)
【株式評論家の視点】アグレ都市デザインは価格以上の価値を顧客に提供できることが強み(2017/01/11)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事