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セダン離れが叫ばれて長く経つが、世界的にもSUVが台頭し、セダンの売れ行きは不調。もはやセダン離れは世界的な流れと言える。[写真拡大]
日本において「セダン離れ」が進んでいると言われて長く経つ。エコカー、ミニバン、軽自動車の人気が高くなり、セダンが売れなくなっている。1990年代では、新車販売台数ランキングで10車種中5車種が占めていたものが、13年1月では「クラウン」と「カローラ」のみに。17年1月時点では、クラウンとカローラすらも10位以内に入っていない。ノートやプリウス、アクアといったエコカーや、セレナといったミニバンが上位を争っている。
しかし、このような流れは日本だけではない。世界的にもSUVがブームとなっており、セダンの売上が低下している。トヨタ自動車?7203?が昨年12月に「C-HR」を発売。ハイブリッドタイプのSUVで、販売後1ヶ月で月販目標の8倍、4万8000台を受注した。マツダ?7261?のSUV「CX-5」も発売後1ヶ月で受注台数が目標の7倍と好調だ。一方で、セダンは全体で前年同期比11.5%減となっている。
トヨタ自動車では、約40車種を販売しているが、セダンの売上は3割程度落ちているという。ミドルセダンであるマークXも生産が中止されるのではないかという声も挙がっている。同社のセダンは、シニア層に人気があるカローラやアリオン、プレミオといった小型車、クラウン、センチュリーといった高級車、そしてミドルセダンはカムリという、集約されたラインナップになっている傾向が強い。今後バリエーションの統廃合もあり得るかもしれない。
確かに低燃費で地球にも財布にも優しいエコカーや軽自動車、人も荷物もたくさん乗れる使い勝手が良いミニバンが人気なのは当然だろう。しかし、安定感がある走りで、フォルムもスマートなセダンのバリエーションが少なくなってしまうのは寂しい印象だ。セダンの復権という道は無いのか、今後も自動車業界を見守りたい。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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