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パナホーム、「空気の質」追求し健康被害の解決目指す新戸建て発売
『カサート プレミアム』外観(パナホームの発表資料より)[写真拡大]
パナホームは、新概念の空調システムを搭載した戸建て住宅のフラッグシップ商品 「カサート プレミアム」を4月8日から発売する。住宅に新概念の空調システムが搭載するのは、工業化住宅初の試みとなる。空気の質を追究することで、ヒートショックなどの健康被害を食い止めることが目的だ。
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近年、入浴時など住宅内の急激な温度変化によるヒートショックで死亡する人が年間1万7,000人にものぼり、交通事故の年間死亡者数4,000人を大きく上回っている。また、花粉やPM2.5がもたらす健康被害も深刻だ。「カサート プレミアム」は、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)やエネルギー自給自足する住宅を推進する動きにも連動している。
パナホームでは、創業以来50年以上に渡って「空気の質」の向上と快適な空間づくりに取り組んできたが、そこにパナソニックグループの最新技術を融合して作られたのが「カサート プレミアム」だ。新概念の空調システム「エアロバス」は、「専用エアコン+換気システム」によって、上質な空気を作り出す換気・空調システム。家の中の温度ムラを少なくして、温度バリアフリーを実現した。好みに応じて部屋ごとの温度調整もできる。夏場には除湿や空調をオフにした時のダクト内や室内の湿度調整も行うなど、カビ対策にもこだわりを見せている。その他、地熱活用と高断熱な建物等による省エやPM2.5にも対応している。
ヒートショックは、主に住宅内の温度差が原因となって引き起こされるが、浴室や脱衣所、トイレ、洗面など衣服の脱衣を行うところで発生することが多い。また、大気汚染物質は徐々に減少する傾向にあるが、肺がんによる死亡者数は増加しており、その原因のひとつとして、空気中の超微粒子PM2.5に注目が集まっている。「空気の質」は、現代社会が抱える大きな問題であり、健康で快適な暮らしの実現に向けて解決が急がれる。
一方で、国策であるZEHの推進や少子高齢化による空き家の増加、良質な住宅ストックの不足という問題への取り組みも急がれており、「いいものをきちんと手入れして、長く大切に使う」という次世代に継承できるような価値観の普及、価値ある住宅の提供が求められている。
「カサート プレミアム」は、自分を高め、豊かな暮らしを求める40歳代~50歳代半ばのエスタブリッシュメント(マテリアル世代)の感性や価値観に訴求する。(記事:服部小夜子・記事一覧を見る)
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