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ウィークリーレポート:トランプ政権の動きと雇用統計に注目!住信SBIネット銀行(三井智映子)
*16:59JST ウィークリーレポート:トランプ政権の動きと雇用統計に注目!住信SBIネット銀行(三井智映子)
フィスコリサーチレポーター三井智映子の「住信SBIネット銀行の気になるレポート」です。
今週のマーケットの前に、先週のおさらいをしておきましょう。先週は、米国でオバマケア代替法案が撤回されたことが引き続きマーケットに影響を及ぼした他、英国のメイ首相がEU離脱の意向をEUのトゥスク大統領に通知するなどの動きがありました。
さて、今週もトランプ政権からは目が離せませんね。4月6、7日にはトランプ米大統領と習近平中国国家主席の会談が予定されています。同レポートでは『4月に入ると、日米経済対話、米財務省による為替報告書の発表も予定されているため、先週のトランプ政権が「為替操作国を罰する方策を模索している」などの報道を考えると、米国の保護主義的な姿勢が明確化する可能性もあります。対日貿易赤字への警戒感が強まる点にも留意しておかなければならないでしょう』との見解を伝えています。
また今週は米雇用統計があります。同レポートでは、まず非農業部門雇用者数について、『7日に発表される米3月雇用統計では、非農業部門雇用者数が17.5万人増と2月の23.5万人からの減少が予想されています。1月、2月は例年より温暖な気候だったため雇用者数が上振れしたと考えられており、3月は天候要因が剥落することによる減少予想になっているようです』と考察。
加えて注目度の高い失業率については、『失業率は前回から横ばいの4.7%、時間給賃金は前月比で+0.3%(前年同月比+2.7%)に改善される予想になっています。ほぼ完全雇用と言える米国の状況を考えれば、今回も雇用者数の増加幅より賃金動向に注目が集まりそうです』と伝えています。
同レポートではオーストラリアの政策金利についても言及し、『オーストラリア準備銀行(中央銀行)は4日に開く理事会で、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを過去最低の1.50%に据え置きが確実視されています。現時点でオーストラリアの政策金利は、年内は据え置かれると見込まれています』と分析しています。
最後に今週発表される主なイベント、経済指標をご紹介します。
4日:米2月貿易収支、米2月耐久財受注
5日:米3月ADP雇用統計、米3月ISM非製造業景気指数、
7日:米3月雇用統計
上記の詳細コメントは、住信SBIネット銀行サイト内の「ウィークリーレポート」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター三井智映子《SK》
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