【銘柄フラッシュ】太洋工業など急伸し新規上場のピーバンドットコムは好発進

2017年3月9日 16:57

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 9日は、ヤマトホールディングス<9064>(東1)が大口需要家に対する値上げの期待などから2.0%高程度だが反発し、再配達の無駄を抑える「宅配ボックス」「宅配ロッカー」の需要増加が連想されて、アルファコーポレーション<3434>(東1)は7.9%高と2007年以来の高値に進み東証1部の値上がり率2位。半面、昨日「クール宅配ボックス」への連想が言われて急伸した大泉製作所<6618>(東マ)は5.4%安の反落。

 三井ハイテック<6966>(東1)は三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価1750円で新谷投資判断を開始と伝わり16.6%高となり東証1部の値上がり率1位。タチエス<7239>(東1)は野村證券が8日付で目標株価を1700円から2400円に引き上げたと伝わって7.9%高となり東証1部の値上がり率3位。

 9日上場となったピーバンドットコム<3559>(東マ・売買単位100株)は、プリント基板の製造を専用のWebサイト「P板.com」を運営し、前場は買い気配のまま初値がつかず、後場13時43分に公開価格1650円の2.2倍の3530円で初値がつき、大引けは2850円で安値引け。

 島精機製作所<6222>(東1)は2017年2月に創立55周年を迎え、今3月期に記念配当2円50銭を表明済みで一部アナリストが機関投資家向けに推奨との話もあり7.7%高と2008年以来の高値。ヤーマン<6630>(東1)は3月初旬に男性用美顔器としてヒゲを剃らずに「光熱」で徐々に目立たなくする美顔器を発売とされて注目され6.2%高。

 PALTEK<7587>(東2)はビデオ処理・機械学習・ビッグデータ分析などの高速化プラットフォームに関する発表が好感されて11.1%高と大きく反発。Jトラスト<8508>(東2)は8日に出資先のタイ国企業の株価下落を受けて下げたが9日は早速急反発し8.9%高。

 オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)は今期ライセンス契約などに基づくマイルストーン収入が大幅拡大の見方があり15.5%高と急伸。AMBITION<3300>(東マ)は2月下旬にベトナムでの自動二輪車の洗車予約サービス開始を発表し、同時にベトナムからのインバウンド需要の取込み、ベトナム人向けの有益情報の提供、日本国内における民泊、賃貸不動産及び投資不動産等の情報提供を行う予定としたため期待が続き10.0%高となり年初来の高値を更新。ビリングシステム<3623>(東マ)は銀聯カード向けのスマホ決済システムなどが材料視されて10.7%高。

 太洋工業<6663>(JQS)は導電性繊維に関する新開発材料や本日上場のピーバンドットコム(3559)に触発されたとされてストップ高の38.5%高。デュアルタップ<3469>(JQS)は2月下旬に販売用不動産の売却を発表してから波状的に高値を更新しているため、波に乗る動きが強まったとされて18.6%高と急伸し高値を更新した。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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