【注目銘柄】グリムスは年初来高値更新して15年高値に接近、通期配当予想を増額修正

2016年11月24日 16:27

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■通期業績予想も増額の可能性

 エネルギーソリューションカンパニーのグリムス<3150>(JQ)に注目したい。17年3月期第2四半期累計(4~9月)が大幅増益となり、通期の配当予想を増額修正した。通期業績予想にも増額余地がありそうだ。株価は上値フシを突破して年初来高値を更新し、15年12月高値に接近している。ボックスレンジから上放れた形であり、上げ足を速める可能性がありそうだ。

 11月14日発表した17年3月期第2四半期累計の連結業績(10月28日に増額修正)は、売上高が前年同期比14.2%増の37億39百万円で、営業利益が同48.9%増の4億25百万円、経常利益が同52.0%増の4億58百万円、純利益が同63.9%増の2億80百万円だった。

 エネルギーコストソリューション事業は、電力基本料金削減コンサルティングによる電子ブレーカー販売や、LED照明クロス販売などが好調に推移して、13.8%増収、18.1%増益だった。スマートハウスプロジェクト事業では、住宅用太陽光発電システムと蓄電池のセット販売が好調に推移し、5月に完成・取得した静岡県浜松市のグリムスソーラー懐山太陽光発電所の売電開始も寄与して、14.8%増収、77.6%増益だった。

 また11月14日、通期の配当予想を年間15円から10円増額して年間25円(期末一括)とした。前期との比較でも10円増配となる。

 通期の連結業績予想は据え置いて、売上高が前期比3.9%増の70億円、営業利益が同14.7%増の6億60百万円、経常利益が同13.8%増の6億90百万円、純利益が同2.7%増の4億10百万円としている。通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高53.4%、営業利益64.4%、経常利益66.4%、純利益68.3%と高水準である。通期連結業績予想も増額の可能性がありそうだ。

 株価は配当予想増額修正も好感して11月24日に1320円まで上伸し、年初来高値更新の展開となった。そして15年12月高値1325円にも接近している。週足チャートで見ると上向きに転じた13週移動平均線がサポートラインの形となった。また1100円近辺の上値フシを突破してボックスレンジから上放れた形であり、上げ足を速める可能性がありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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