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電通、デンマークのデジタルマーケティング会社マグネティックスを買収
電通が買収するデンマークのデジタルエージェンシー、マグネティックス(Magnetix A/S)のWebサイト。[写真拡大]
電通は17日、海外本社「電通イージス・ネットワーク」が、デンマークの有力デジタルエージェンシー、マグネティックス(Magnetix A/S)の株式100%を取得することで合意したと発表した。買収によって、グループ内のデジタル・CRM領域を強化・拡充する狙いという。
電通によると、マグネティックス社は設立が2000年で、テクノロジーに対する洞察と合理的な活用方法に強みを持っているという。データ活用、CRMプログラムやEコマース・プラットフォームの構築など、テクノロジーを活用した各種ソリューションを顧客企業に提供している。
デンマークの大手ブランドやグローバルブランドなど、多様な業種の優良企業を顧客として抱えており、2014年と15年には最も顧客企業のブランド力を高めることに成功したデンマークのデジタルエージェンシーの第1位に選ばれた実績を持つという。2015年12月期の売上高は1億1,697万デンマーククローネ(約18億7,000万円)。
買収後、電通はマグネティックスを電通グループのグローバルネットワーク・ブランドであるアイソバー(Isobar)のネットワークに組み込む。これによってアイソバーは北欧市場(デンマーク、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー)で第1位のデジタルエージェンシーになるという。
また、マグネティックスブランド呼称はMagnetix - Linked by Isobar(マグネティックス・リンクト・バイ・アイソバー)に変更し、グループ会社との連携でシナジーを発揮しながら北欧市場の成長戦略を加速させるという。
電通グループのメディア・コミュニケーション・エージェンシー、カラ(Carat)の世界広告費成長率予測(2016年3月)によると、デンマークの2015年のデジタル広告費は、前年比で11.0%増だった。2016年と2017年も10.5%増、9.0%増の堅調な成長が続くと予測している。
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