キヤノン、高齢者の運動測定システム「ロコモヘルパー」

2016年6月1日 07:54

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「ロコモヘルパー」での運動能力の測定イメージ(キヤノンマーケティングジャパン発表資料より)

「ロコモヘルパー」での運動能力の測定イメージ(キヤノンマーケティングジャパン発表資料より)[写真拡大]

 キヤノンITSメディカルとキヤノンマーケティングジャパンは31日、高齢者の運動測定を効率化する運動機能測定システム「ロコモヘルパー」の発売と介護予防事業所向けソリューション事業への参入を発表した。「ロコモヘルパー」の発売開始は6月1日で、価格は60万円(税別)から。

 介護予防事業所では、介護スタッフが高齢者の健康状態を把握するため開眼片足立ち・椅子の立ち座り・最大一歩などの運動について定期的に測定し、高齢者やその家族に運動指導をしている。この運動測定には複数名の介護スタッフがストップウォッチやメジャーを使った手作業での測定を行っている。また、運動測定後はその結果を評価・改善レポートとして作成、加工する一連の業務があり、一連の作業の効率化が求められている。

 「ロコモヘルパー」は、赤外線深度センサーカメラ「Kinect」が認識した骨格情報から、運動種目ごとに骨格の動きをデジタイズして自動測定、評価、記録する。また、測定結果のレポートを自動で作成する。さらに、録画機能により運動測定時の動画を見て運動測定後の確認や分析補助ツールとして活用もできる。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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