ニフティ、高齢者宅を遠隔で見守る事業者向けサービス

2016年4月21日 10:48

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「おへやプラスPRO」サービスの利用イメージ(ニフティ発表資料より)

「おへやプラスPRO」サービスの利用イメージ(ニフティ発表資料より)[写真拡大]

 ニフティは20日、IoTを活用した事業者向け見守りサポートサービス「おへやプラスPRO」の提供を開始した。価格は契約基本料金が初期登録費1万円、月額管理費1万,500円。利用機器1セットあたりが初期費6万円、月額料金1,800円(インターネット通信料を含む)。価格はすべて税抜き。セット数による割り引きプランあり。

 同サービスは事業者向けに提供され、事業者はセンサーなどの機器一式を高齢者宅に設置し、部屋の環境を事業所から見守り、複数の家庭の温度・湿度・照度の室内環境データのモニタリングとエアコンの遠隔操作を事業所のパソコンから行う。

 蓄積された室内環境データは、介護プランの作成やサービスに活用される。また、高齢者とのコミュニケーションのきっかけづくりや家族へのレポートなどにも広く活用できる。

 同サービスは2016年1月から年間の寒暖差の激しい熊谷市で、介護事業者の協力のもとで実証実験が行われてきた。その結果、「室内環境データから不眠・睡眠障害・昼夜逆転などの異変を察知できる」「データに基づいた客観的な判断ができる」などの有用性が確認できたという。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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