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賃上げ、同一労働同一賃金に意欲示す―安倍晋三首相
記事提供元:エコノミックニュース
安倍晋三総理は28日、都内で会った「一億総活躍社会実現対話」で「アベノミクスの成果として過去最高水準の企業収益を労働者に分配していくため、昨年を上回る賃上げを目指している」と語った。
また「最低賃金についても1000円を目指し、年率3%を目途に引き上げ、『成長と分配の好循環』を生み出していきたい」とした。
さらに、最近随所で口にする「同一労働同一賃金」について、この日も「一人ひとりの事情に応じた多様な働き方が可能な社会への変革に取り組む」とし「働き方改革は安倍内閣の次の3年間の最大のチャレンジであり、働き方改革の第一の柱は日本の労働者の4割を占める非正規雇用で働く方の待遇改善で、同一労働同一賃金の導入に本腰を入れて取り組みます」と参加者らに語った。
安倍総理は「パートタイム労働者の賃金水準は欧州諸国においては正規労働者に比べ2割低い状況だが、日本では4割低くなっている」と賃金格差の大きさを多様な働き方を進めるうえで最大の問題とした。
安倍総理は長時間労働の是正や高齢者、若者などの就業促進についても具体的なロードマップを作成し、取り組んでいく考えを示した。一億総活躍社会実現対話は「ニッポン一億総活躍プラン」策定のため参考意見を聞くために開かれている。(編集担当:森高龍二)
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