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メルセデス・ベンツ日本、コンパクトSUV「GLA」に200台の限定車発売
最高出力122ps(90kW)、最大トルク20.4kg.m(200Nm)の 1.6リッター4気筒直噴ターボ搭載の限定車「GLA 180 Sports White & Black Edition」、19インチAMG5スポークアルミホイールを採用する[写真拡大]
メルセデス・ベンツ日本は、メルセデス・ベンツGLAの特別仕様車「GLA 180 Sports White & Black Edition」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じ220台限定で発売する。
GLAは、Gクラス、GLE、GL、GLKに続く、メルセデス・ベンツの5番目のSUVモデル。35年以上にわたるSUV開発の歴史の中で蓄積したオフロード技術をコンパクトなボディに凝縮し、オールラウンドな走行性能を実現している。メルセデスのコンパクトSUV「GLA」は、2014年5月29日に日本で発売され好調に販売しているという。今やコンパクトSUVは、欧州での「日産ジューク」や「ルノー・キャプチャー」の成功だけでなく、今や低迷期に入ったとされる中国市場でも伸びているカテゴリーだ。とくにプレミアムブランドは世界的に堅調で、既存のBMW Xシリーズや定番VWティグワンはもちろん、「レンジローバー・イヴォーク」「ポルシェ「マカン」も成功している。
成功の秘密はやはり見栄えと使い勝手だろう。SUVは背が高くてタイヤが大きめでワイルド。迫力があって室内も広く、それでいて走りは今やハッチバックとそう変わらないほど俊敏だ。
GLAの日本での成功秘密は顕著にボディサイズにある。全長×全幅×全高4456×1805×1495mm、ホイールベース2700mmで、なんとも絶妙なサイズだ。まずは4.5m以下に収まる長さは安心感がある。今や4.7mを突破する高級車が多いが、この狭い日本、外観は小さいほど確実に便利だし、少なくとも4.5m以下に収まらないとコンパクトと言えない。全幅1.8mはギリギリだが、なんとか普通に使える。
しかし、一番ポイントが高いのは、ほぼ1.5mの全高だろう。GLAの最大の特徴で、SUVと呼べるか呼べないかのギリギリの寸法だ。十分ハッチバックぽいライバルBMW X1に比べて40mmも低く、VWティグワンと比べると180mmも低い。
今回の限定車「GLA 180 Sports White & Black Edition」は、「GLA 180 Sports」をベースに、ブラックのドアミラー、フロントグリルのルーバーやアルミニウムルーフレールなどエクステリアの随所にハイグロスブラックペイントを施した「ナイトパッケージ」に加えて、ブラックペイント19インチAMG5スポークアルミホイールを採用。ブラックのアクセントがカルサイトホワイトの外装に映え、GLAのスタイリッシュなエクステリアデザインの魅力を高めた。また、内装には、designoレッドシートベルトを採用し、上質な室内にスポーティなアクセントを加えている。
搭載エンジンは、1.6リッター4気筒直噴ターボで、最高出力122ps(90kW)/5000rpm、最大トルク20.4kg.m(200Nm)/1250-4000rpmというアウトプットを持つ。
装備面では、ベースモデルではオプション設定となる、車間距離を適切に維持するとともに、先行車が停止した場合は減速して停止する渋滞追従機能を備えた「ディストロニック・プラス」やドアミラーの死角範囲をレーダーによってモニターして危険性を警告する「ブラインドスポットアシスト」などを含む先進の安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」を標準装備とした。今年もメルセデスは、積極的な限定車投入で販売に勢いを持たせる考えのようだ。今回のGLA限定車の価格は445.0万円。(編集担当:吉田恒)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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