佐川急便、訪日外国人向けにスマホによる3カ国語通訳サービス

2015年10月26日 18:49

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佐川急便のサービス風景(佐川急便の発表資料より)

佐川急便のサービス風景(佐川急便の発表資料より)[写真拡大]

 佐川急便は26日、11月1日からスマートフォンやタブレットを用いた3カ国語通訳サービス「スマイルコール」を導入し東京駅と浅草雷門のサービスセンターで運用を開始すると発表した。

 スマイルコールとは、ビデオチャット機能を利用した通訳サービス。スマートフォンやタブレットといったポータブルデバイスを使い、通訳者と向き合いながら通話し、外国語(英語・中国語・韓国語)から日本語に、日本語から外国語に相互通訳する。

 国土交通省では、外国人旅行者の「手ぶら観光」を促進しており、佐川急便も同省から「手ぶら観光」サービス拠点として認定を受けている。一方で、同省の訪日外国人旅行者に対するアンケート調査によると、手ぶらで観光を楽しみたいという要望がある一方で、外国語対応が不十分である等の課題があることが明らかになった。佐川急便では東京駅と浅草雷門のサービスセンターで、多言語対応が可能なスタッフを配置しているが、よりきめ細かいサービス提供を目指し、英語、中国語、韓国語による通訳サービスの導入を開始することにした。

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