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ヤマハ発動機が四輪のデザイン提案モデルを発表…東京モーターショー
ヤマハ発動機曰く、「二輪車発想でヤマハらしさを表現した四輪車のデザイン提案モデル」だというコンセプトカーのスケッチ。低いフロントフードから「リアミッドシップ・スポーツ」を連想させる[写真拡大]
ヤマハ発動機は、10月28日(一般公開は30日)から東京・有明の東京ビッグサイトで開催される「第44回東京モーターショー2015」に「YAMAHA MOTOR PRODUCT ORCHESTRA」をテーマとして出展する。出展ホールは、ホンダやスズキなどと同じ「東3ホール」だ。
同社は、世界初披露のワールドプレミアとして6モデル、日本初披露のジャパンプレミア1モデルを含む電動アシスト自転車、スクーター、モーターサイクル、リーニング・マルチ・ホイール(LMW)、四輪バギー(ROV)、四輪車の合計20モデルを展示する。さらにモーターサイクル技術とロボティクス技術を融合したヒト型自律ライディングロボットの技術展示など、小型モビリティを基幹事業とするヤマハらしい「広がるモビリティの世界」を提案するという。 また、11月5日~8日には、ヤマハだけではなく、ホンダやBMWなど国内外の二輪メーカー最新モデルに試乗できる試乗会が屋外展示場で開催される。
そして注目情報。今年3月に一部報道で「ヤマハ発動機が、2019年にも欧州で四輪車事業に参入する」とのニュースが流された。地域は未定ながらも数百億円を投じて専用の工場を設立し、近距離の移動に適した2人乗りの小型車を製造・販売するという。実現すれば日本企業では9社目となる乗用車メーカーの誕生である。
2013年11月の東京モーターショーでは四輪コンセプトカー「MOTIV」を公開し、柳弘之社長は「電動車とガソリンエンジン車両方での開発を進めている」と明かし、早ければ2020年までには製品化したいと語っていた。
ヤマハ発動機は1964年からすでに四輪事業でトヨタと協力しており、現在も「レクサス」などにエンジンを供給している。そのヤマハが長年培ったエンジン技術を生かすべく、いよいよ四輪車製造に乗り出すのかと期待は膨らむ。
今回の東京モーターショーでヤマハは、その四輪業のデザイン提案モデルを世界初公開するとのこと。現在までのところ、写真のようなスケッチだけが公開されただけだが、コンパクトなスポーツクーペに見える。フロントフードが異様に低いので、もしかすると「リアミッドシップ・スポーツ」かも知れない。(編集担当:吉田恒)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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