みずほフィナンシャル、米国のアジアプロダクツ特化型運用会社に16%出資

2015年9月30日 17:59

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 みずほフィナンシャルグループとみずほ銀行は30日、米国のMatthews International Capital Management LLC(Matthews Asia)と、アセットマネジメントビジネスで資本・業務提携を行うと発表した。重点事業分野としているアセットマネジメントビジネスで顧客ニーズへの対応力を強化し、みずほのグローバル運用プラットフォームの拡充を目指すという。

 みずほとMatthews Asia は、国内のアジア運用プロダクツの市場拡大に向け協業していく。資本面では、みずほ銀行がMatthews Asiaの約16%の持分を取得する。みずほグループ各社で、Matthews Asiaが運用するプロダクツを国内の個人・機関投資家へ販売し、将来的にはグローバルでの販売も展望しているという。

 Matthews Asiaは、今後も米国市場での優位性をベースにしたアジアプロダクツ運用による高い成長を目指しており、同社を持分法適用会社化することで、みずほのアセットマネジメント事業の収益性の向上も見込んでいる。

 Matthews Asia は、アジアプロダクツ特化型では米国最大の独立系運用会社。2015年8月31日時点での運用資産額は約262億ドル(約3兆1,500億円)。

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