三井不動産、タイ・バンコクで分譲住宅事業を拡大―総計4200戸のプロジェクトに参画

2015年8月12日 17:15

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三井不動産が販売開始したタイ・バンコクの分譲住宅「Qチットロム・ペッチャブリ」 (三井不動産の発表資料より)

三井不動産が販売開始したタイ・バンコクの分譲住宅「Qチットロム・ペッチャブリ」 (三井不動産の発表資料より)[写真拡大]

  • 三井不動産が販売開始したタイ・バンコクの分譲住宅「イデオ O2」 (三井不動産の発表資料より)

 三井不動産と三井不動産レジデンシャルは12日、タイの首都バンコクでの分譲住宅事業を拡大すると発表した。共同事業者である地元の有力な住宅デベロッパー「アナンダ社」と、新たに5物件計約4,200戸の事業推進を合意し、そのうち2物件について販売開始したという。

 新たに事業参画を決定した5物件は、バンコク中心部ペッチャブリ地区とシーロム地区、バンコク南東部バンナー地区、バンコク北西部バンスー地区、バンコク西部タープラ地区にそれぞれ位置し、いずれもバンコク中心地から10km圏内の物件。これらはそれぞれ、2015年~2016年初頭にかけて着工、2017~2018年に竣工する予定である。

 販売開始した物件の一つはペッチャブリ地区に位置する「Q Chidlom-Petchaburi(Qチットロム・ペッチャブリ)」(40階建352戸の予定)。屋上庭園やスカイプールなど多数の共用施設を設け、周辺物件との差別化を図るという。

 もう一つは、バンナー地区に位置する「Ideo O2(イデオ O2 オーツー)」(34階建1,559戸の予定)で、大規模なガーデンやプールなどの共用施設、商業区画を設け、高い居住性能と生活利便性を実現し、周辺物件との差別化を図るという。

 両社によると、バンコクの不動産マーケットは長期間安定的に成長を続けており、中間所得層の人口が増加していることから強い住宅需要が見込まれている。両社はバンコクで、今回の物件以外に計4物件、約4,100戸のマンション事業を推進している。

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