国際石油開発帝石、インドネシアで地熱発電所の開発事業へ参画

2015年6月11日 13:22

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サルーラ地熱IPP事業の発電所建設地(国際石油開発帝石の発表資料より)

サルーラ地熱IPP事業の発電所建設地(国際石油開発帝石の発表資料より)[写真拡大]

 国際石油開発帝石は10日、子会社であるインペックス ジオサーマル サルーラ社を通じ、インドネシア共和国におけるサルーラ地熱IPP事業へ参画することについて、プロジェクトへの共同出資者である伊藤忠商事、九州電力、インドネシアのメドコ・パワー・インドネシア社(メドコ社)、米国のオルマット・テクノロジーズ社(オルマット社)と合意したと発表した。

 プロジェクトは、インドネシアスマトラ島北スマトラ州に位置するサルーラ鉱区において、世界最大規模の地熱発電所の開発を行なうもの。インドネシア国営石油会社プルタミナの子会社であるプルタミナジオサーマルエナジー社が保有する地熱鉱区を、伊藤忠商事、九州電力、メドコ社、オルマット社および国際石油開発帝石がそれぞれ保有する子会社および共同で出資する事業会社を通じて共同で開発する。

 そして、出力約330MWの地熱発電所を建設後、発電する電力をインドネシア国営電力公社(PLN社)へ30年間にわたり売電する。昨年開始された発電所の建設に続いて、2016年から段階的に商業運転を開始することを目指す。

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