クボタ、米国の小型トラクタなどの生産能力を増強

2015年5月27日 04:53

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小型トラクタBXシリーズ(クボタの発表資料より)

小型トラクタBXシリーズ(クボタの発表資料より)[写真拡大]

  • 乗用芝刈機ゼロターンモア(クボタの発表資料より)
  • ユーティリティビークル(クボタの発表資料より)

 クボタは26日、米国での小型トラクタ・乗用芝刈機などの生産能力を増強するために工場新設や生産ラインの再構築を行うことを発表した。新工場は「クボタマニュファクチュアリングオブアメリカ」(KMA)に建設し、同社の既存工場でも現行生産ラインの再構築を進める。

 これまでKMAでは既存工場の増設で生産能力の増強を図ってきたが、「小型トラクタ・乗用芝刈機・UV」事業の伸長を生産面から支えるため、KMAの近隣にUV専用工場を新たに設立することになった。UVの生産能力を大幅に増やすとともに、既存工場の生産ラインの再構築および増設も行い小型トラクタ・乗用芝刈機の生産能力も増強する。

 UV専用の新工場は、所在地は米国ジョージア州ホール郡ゲートウェイ工業団地、敷地面積は72万6,000平方メートル、建屋面積は4万5,000万平方メートル。投資金額は総額 約8億米ドルで、生産能力は約5万台/年。9月に建屋を着工し、2017年3月に量産を開始する予定。

 また、既存工場の生産ラインの再構築および増設については、投資金額は総額約6億米ドル、投資後の生産能力は小型トラクタ・乗用芝刈機が約13万台/年となる。

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