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マルハニチロ、宮城県石巻市の石巻工場をスーパー堤防建設により移転
石巻新工場イメージ(マルハニチロ発表資料より)[写真拡大]
マルハニチロは19日、宮城県石巻市の石巻工場を石巻市須江地区に移転し、新工場を建設すると発表した。投資額は57億円で、来年3月に着工し、2017年4月からの操業を目指す。
現在の石巻工場は1946年に完成し基幹工場となっていたが、東日本大震災で、ほとんどの生産設備を失っていた。震災後、残された建屋で改修し、小規模の設備で操業してきたが、工場のある地域が国のスーパー堤防の計画地となり、移転を決めた。
新工場は、石巻市須江地区の産業用地に建設される。敷地面積は5万13平方メートル、建物は鉄骨2階建てで、建物面積は8,862平方メートル、延床面積は1万1,230平方メートルとなる。
新工場では、調理冷凍食品を生産する。生産能力は年間6,600トンで、従業員数は190名。震災後に各地に異動した従業員や、震災で壊滅した同社子会社ヤヨイサンフーズの異動者を雇用する。
設備には無人搬送車やロボットを導入し、1人当たりの生産性を従来の1.5倍にするという。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る)
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