ヤフー、表情に合わせて動く2Dアバターでコミュニケーションできるアプリを公開

2015年4月7日 11:01

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アバター例(写真:ヤフー発表資料より)

アバター例(写真:ヤフー発表資料より)[写真拡大]

 ヤフーは6日、アニメやゲームのような世界観のなかで2Dのアバターを通してコミュニケーションができるiOS用アプリ「なりきろいど」の公開を発表した。Android版は今年夏に公開の予定。

 「なりきろいど」は、SFや漫画などで描かれてきた表情に合わせて動くアバターであるが、会話するという未来のコミュニケーション像を形にした新しいアプリである。顔認識機能を搭載しており、ユーザーの表情に合わせてころころと変化していく2Dアバターの表情や動きと、音声・テキストチャットを組み合わせることで、今までにない感覚のコミュニケーションを提供する。

 2DアバターはLive2D社と協業し、アニメの質感を生かしたままの立体的な動きが実現されている。ユーザーは、10億通り以上の組み合わせができるさまざまなパターンが用意されたアバター用パーツを使って自由にオリジナルの2Dアバターが作成できる。

 「ニックネーム」や「興味タグ」などのプロフィール情報の登録が行える。チャットをする相手を「興味タグ」が一致する相手をランダムでマッチングする「ランダムワープ」機能を使って探し、ランダムワープを繰り返しながら、気のあった話し相手を見つけられる。

 そのほか、アバターを使ってしゃべった映像や音声を記録する動画録画機能もある。動画はウェブ上にアップロードして、SNSを使ってシェアができ、ユーザーの代わりであるアバターの活躍の場がアプリ外にも広がっていく仕組みも設けられている。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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