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キユーピー、良品計画、グリコなど/本日の注目個別銘柄
<2432> DeNA 2495 +212買い優勢。三菱UFJでは投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も1630円から3300円に引き上げている。任天堂<7974>IPを使ったタイトルの売上増を見込んで業績予想を上方修正、営業利益貢献は約320億円と試算している。任天堂との提携以降は評価引き上げの動きが相次いでいるが、なかでも目標株価の水準は高くなっており、一段の買い戻しの動きなどにつながっているもよう。
<9983> ファーストリテ 47610 +495堅調。前日に3月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比3.0%減、8ヶ月ぶりのマイナスに転じている。客単価は上昇しているものの、カレンダー要因で客数が減少した。ただ、消費増税駆け込み需要の反動減などで、3月の月次売上高が低迷する小売り企業が多くなっている中、むしろ、相対的な底堅さなどが意識される状況にも。
<3436> SUMCO 2012 +63切り返す。公募増資、並びに、大株主による売出を発表している。発行済み株式数は最大で14%増えることになる。ただ、最大600億円の公募増資、新日鉄住金<5401>や三菱マテリアル<5711>の株式売出実施検討はすでに報じられており、その後の株価は昨日までで20%程度下落している。希薄化は十分に織り込まれているとして、目先の悪材料出尽くし感にもつながる形のようだ。
<3769> GMOペイメント 3360 +368上昇率トップ。ジェフリーズでは投資判断「買い」を継続で、目標株価を3000円から3500円に引き上げている。第1四半期売上高は前年同期比19.1%増と想定を上回ったが、この勢いは第2四半期も継続、上半期売上高は同20.5%増を予想で、会社計画を少なくとも4%上回るとみているようだ。また、東京都全税目のクレジットカード決済サービスを提供すると発表しているが、これは同社にとって非常に大きな戦略的勝利だと言えるとしている。
<2809> キユーピー 3425 +390上げ目立つ。前日に発表した第1四半期の決算内容が好感されている。営業利益は54.6億円で前年同期比53%の大幅増益、通期では5%増益の見通しであり、順調なスタートといった見方にも。製品値上げ効果に加えて、コストも想定以上に抑制できたもよう。SMBC日興では投資判断「1」を継続で、目標株価を3330円から3720円に引き上げへ。
<7453> 良品計画 18040 +1130大幅続伸。3月直営既存店売上は前年同月比で10.3%減となったが、前年同月は22.2%増と極めてハードルが高かったこと、土休日が2日少なかった影響などを考えれば、上々のスタートとポジティブに受け止められているもよう。客数は7.0%減、客単価は3.5%減になっている。家具など単価が高い商品には駆け込み需要の反動があったことで、客単価もマイナスに。
<2206> グリコ 5470 +440買い優勢。ゴールドマン・サックス(GS)では投資判断を新規に「買い」、目標株価を6200円として、コンビクション・リストに新規採用としている。最大の稼ぎ頭である「Pocky」のグローバル展開、国内の経営改革を背景とした利益率上昇で高成長が見込まれる点を評価と。目先の年平均成長率は19%と予想、長く一定であった配当も増配基調へ入ると見ているようだ。
<7248> カルソカンセイ 845 +58強い動きが目立つ。みずほ証券では投資判断「買い」を継続で、目標株価を780円から910円に引き上げている。15.3期は2期連続で過去最高を更新、16.3期も続伸が予想されるとしている。また、16.3期は株主還元を強化、10%程度の配当性向は20%程度への引き上げが妥当と考えられるとの見方。
<6758> ソニー 3450 +114買い優勢。年初来高値を更新している。16.3期は構造改革効果が営業利益を600億円以上押し上げる見通しと報じられている。人件費負担の減少などが寄与する。収益体質の強化があらためて評価される格好に。また、各社がスマートカー部品を量産などとも伝わっており、同社に関しても、スマートカー向けセンサーの成長期待などが連想される形にも
<3382> セブンアイ 5065 -48売り先行。前日に15.2期の決算を発表している。実績の営業利益は3433億円で前期比1%増益、従来計画の3560億円を下回ったが、事前の観測報道並みの水準になっている。一方、今期は3730億円で同9%増益の見通しで、市場予想並みのガイダンスに。スーパー事業の不振をCVSでカバーする格好となり、相対的な好決算との評価。ただ、設備投資の急拡大計画に関しては、ROE低下などに対する懸念が先行のもよう。《FA》
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