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ミズノ、丸三証、ケイヒンなど/本日の注目個別銘柄
<4523> エーザイ 8748 +1500ストップ高で34万株超の買いを残す。バイオジェン・アイデックがアルツハイマー型認知症治療剤のフェーズ1試験結果を公表、予想以上に良好なものであったことから、米国市場で株価は大幅な上昇となっている。同薬の開発と販売のオプション権を持っている同社にも、期待感が先行する流れになっているようだ。バークレイズではこの結果を受けて、投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も5500円から11800円に引き上げている。
<7735> SCREENホールディングス 966 +60連日で昨年来高値更新。今期末の配当金を従来の5円から7円に引き上げると発表している。前期実績からは4円の増配となる。また、来期からは「連結総還元性向」で25%を目標としていく方針。増配に加えて自社株買いなども検討していくもよう。野村では、会社の体質変化に対する期待度が上昇するとして、投資判断を「バイ」に格上げ、目標株価を1028円にまで引き上げているようだ。
<8267> イオン 1340.0 +63.5堅調。前2月期経常利益は1500億円程度になり、前期比15%減少したもようとの観測報道が伝わっている。従来予想は2000-2100億円であったが、一転して2期連続での減益となっている。ただ、第3四半期までの実績から下振れは想定線、市場予想は1370億円程度であり、コンセンサスは上回る状況に。短期的な悪材料出尽くし感とも受け止められる形のようだ。
<2766> JWD 543 +80ストップ高。66万株超の買いを残す。米投資ファンドのベインキャピタルが全株取得を目指してTOBを実施すると伝わっている。ベインは同社社長と共同で新会社を設立、同設立会社が買い付けを実施する。TOB価格は580円で先週末終値からは25%のプレミアム、会社側ではTOBに関して賛同の意を表明、TOB価格に完全鞘寄せを目指す動きとなっている。今期業績予想は下方修正で最終赤字見通しなど、業績面での先行き不透明感もこれまで強い状況であった。
<8584> ジャックス 652 +37買い優勢。先週末に中期経営計画を発表している。数値目標としては、最終年度の18.3期に経常利益200億円、ROE9%以上などを目指すとしている。今期経常利益は132億円の見通しであり、中期的な収益向上に対する期待感などが高まる状況と見られる。重点方針としている三菱UFJFGグループ企業との連携効果など期待も。
<8022> ミズノ 666 +44しっかり。「ミライ」向けに炭素繊維部材を増産すると報じられている。今年秋をメドに、高圧水素タンクの補強材の生産能力を3倍にする計画へ。今後の燃料電池車の普及拡大によるメリット期待を高める動きに。なお、非スポーツ分野においては、ミライなどFCV向け以外にも、水素スタンドや産業用ロボットなどでも需要を見込んでいるようだ。
<8613> 丸三証 1485 +95大幅続伸。権利付き最終売買日を今週の26日に控えて、あらためて高利回り銘柄として関心が高まる状況にもなっているようだ。大幅な増配発表で先週は急伸したものの、依然として配当利回りは5.7%台と上場銘柄ではトップクラスの水準にある。本日は全般的に高利回り銘柄の堅調な動きも目立っている。
<9312> ケイヒン 213 -8軟調。先週末に業績予想の修正を発表、営業利益は従来の13億円から18億円に上方修正も、最終利益は7億円から3億円に下方修正している。貨物取扱いが堅調で本業ベースでは上方修正だが、第3四半期時点で通期予想は上振れていたため、ポジティブなインパクトは限定的。一方、子会社の固定資産について減損損失を計上、最終利益の下振れはストレートにマイナス視されている。
<8697> JPX 3670 +115後場一段高に。前引け後に業績予想の上方修正を発表。通期営業利益は従来予想の425億円から490億円に増額修正、年間配当金も44円から50円に引き上げへ。上方修正した営業利益の水準は市場予想並みの水準でインパクトは限定的であるが、年間配当金の増配は今年に入って2回目であり、株主還元に対する意識の高まりとして注目される格好にも。
<3382> 7&IHD 5102 +8しっかり。モルガン・スタンレー(MS)では、コンビニ業界のカバレッジを「インライン」で開始しており、同社をトップピックと位置づけ、大手3社の中で唯一「オーバーウェイト」推奨としている。目標株価は5700円に設定のようだ。食品流通支配という川上志向と強靭な加盟店地盤に独自性があり、これが優位性につながっていると指摘。また、北米のオムニチャネル成功企業とも共通項があり、先行評価も可能であるとしているようだ。《FA》
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