サンケイビル、グランビスタホテル&リゾートを子会社化

　フジ・メディア・ホールディングス傘下のサンケイビルは13日、グランビスタホテル&リゾートの株式を取得することを発表した。

　グランビスタホテル&リゾートは1958年8月創業のホテルやリゾート施設の運営企業で、全国各地で10カ所のホテルや、3カ所のハイウェイレストランの運営などを手掛けている。資本金は1億円。

　今後、投資ファンド運営会社ジェイ・ウィル・パートナーズが運営する合同会社ジェイ・エックス・エーファンドと共同で、地域経済活性化支援機構からグランビスタホテル&リゾートの株を取得する。ジェイ・エックス・エーファンドとグランビスタホテル&リゾートは同社の連結子会社となる。
　
　同社では、近年の訪日外国人観光客の増加傾向が、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けてさらに強まると見込んでホテル開発事業を拡大中で、グランビスタの新たなホテル事業を強力にバックアップできるとしている。

　また、強力なメディア関連企業を傘下に持つフジ・メディア・ホールディングスと総合リゾート事業のノウハウを持つグランビスタが連携することで、高いシナジー効果を発揮し、グランビスタのさらなる成長が期待できるとしている。（記事：松本 茂樹・記事一覧を見る）