ALSOK、自律走行型の警備・インフォメーションロボット「Reborg-X」を販売開始

　ALSOKは3日、「人とロボットの融合」をテーマに、警備員とのコミュニケーション機能を強化した自律走行ロボット「Reborg-X」の販売を、4月より開始すると発表した。

　「Reborg-X」は、同社がこれまでに培ってきたノウハウと最新技術を搭載し、利用用途や施設環境に応じてカスタマイズできる自律走行ロボット。設定エリア内の侵入者検知や不審者やVIPなどの人物認証、ロボットが得た画像や位置などの情報を、警備員のモバイル端末やオペレーションセンターとリアルタイムで共有できるようになった。

　「Reborg-X」の導入により、オペレーションセンターの省人化や、警備対応の確実性を向上させることが可能となる。また「Reborg-X」は、ショッピングセンターや空港、スタジアムなどの混雑した場所でも安全性を最優先しながら自律走行し、障害物を回避して巡回することができる。このほか、カスタマイズすることによって、迷子や不審者などの対象者を捜索したり、多言語での来場者対応など、ニーズに合った顧客サービスの提供が可能となる。

　同社では、2002年より、独自に開発した自律走行型の警備・案内ロボットを販売してきた。「Reborg-X」は、きめ細かい常駐警備サービスの実現を目的とした「Reborg-Q」および広告宣伝の役割を担ったインフォメーションロボット「An9-PR」の後継機種。同社は、今後さらに人と機械が一体となった高品質の警備サービスを提供していくという。

　なお、本ロボットは、3月3日から東京ビッグサイトで開催されている「SECURITY SHOW 2015」に出展中。（記事：宮野 浩・記事一覧を見る）