三菱UFJ証券HD、カブドットコム証券を子会社に

　三菱UFJフィナンシャル・グループは25日、傘下の三菱東京UFJ銀行の子会社であるカブドットコム証券を資本移動し、三菱UFJ証券ホールディングスの子会社にすると発表した。資本移動は4月1日に行う予定。

　カブドットコム証券の株の保有割合は現在、三菱東京UFJ銀行が44.4%、三菱UFJ証券ホールディングスが11.7%となっているが、今後、三菱UFJ証券ホールディングスが50.1%、三菱東京UFJ銀行が6.0%に変更する。

　カブドットコム証券は1999年11月設立の証券会社で、2007年6月に三菱UFJフィナンシャル・グループの子会社となった。資本金は71億円、純資産は422億円、総資産は7,006億円(2014年3月期)。

　同社では、今回の子会社化により、国内株式市場におけるプレゼンスの向上を図り、収益力を拡大、多様化することで、さらなる企業価値向上を図るとしている。（記事：松本 茂樹・記事一覧を見る）