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雪国まいたけ、伊藤ハム、タクマなど/本日の注目個別銘柄
<2931> ユーグレナ 2016 +224買い気配から急伸。航空機向けバイオ燃料の精製プラントを国内に建設すると報じられている。シェブロンから技術供与を受けて、2018年までの稼働を目指すもようだ。将来的な市場の急拡大なども期待されることで、同事業の前進を評価する動きが先行している。また、シブロンからの技術供与に伴って、同事業の成功の可能性が高まるといった見方にも。
<6013> タクマ 965 +43買い先行。東海東京では投資判断を「3」から「1」に、一気に2段階格上げしている。目標株価は1090円としている。ヒストリカルでみて、株価と営業利益に連動性が見られるなか、16.3期10.5%増、17.3期14.3%増と増益基調が続くと予想しており、業績に連動して株価上昇が期待できるとみているようだ。バイオマス発電プラントの引き合い案件は多く、選別受注を行っているために事業採算は高いと指摘。
<4666> パーク24 2133 +5上値重い。第1四半期営業利益は前年同期比約2割減の40億円程度にとどまったもようとの観測報道が伝わっている。個人が外出を控える動きが続き、時間貸し駐車場の稼働率が低下したもよう。市場予想が42億円程度であること、前第4四半期が同19%減であったことから、想定の範囲内とは見られるが、会社計画どおり第2四半期から四半期ベースでの増益転換が可能かどうかには不透明感も残る状況へ。
<2284> 伊藤ハム 650 +33買い先行。先週末に業績修正を発表している。通期営業利益は従来予想の70億円から40億円に下方修正、一方、最終利益は55億円から110億円に上方修正している。加工食品事業における原材料費上昇の影響で営業益は下方修正だが、関連会社株式の追加取得に伴う段階取得に係る差益の計上で最終利益は大幅上方修正に。第3四半期までの段階から営業利益の下振れは想定線と見られる一方、関連子会社の連結化による来期以降の業績押し上げを反映へ。
<1378> 雪国まいたけ 282 +75急伸。米ベインキャピタルがTOBを実施すると発表、TOB価格は245円で24日から4月6日までが買付期間、完全子会社化を目的とする取引の一環とされている。会社側では提案に関して検討を開始としているようだ。TOB価格を上回る水準にまで株価は上昇しているが、経営の主導権をめぐる内紛が続いているともみられることで、今後の株式取得合戦に発展するといった思惑などもあるようだ。
<6952> カシオ 2010 +112買い優勢。野村では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も1820円から2500円に引き上げている。時計事業のグローバルな販売拡大が続いており、コンシューマ部門を中心に高い利益成長が見込まれるとしているほか、株主視点を重視した経営方針から今後の株主還元強化にも期待が持てると評価。来期営業利益は従来予想の420億円から540億円にまで上方修正。
<3405> クラレ 1511 +59しっかり。みずほ証券では投資判断「買い」を継続で、目標株価を1480円から1750円に引き上げている。15.12期営業利益は計画に対して上振れを想定、原材料安メリットが計画以上になるとみているようだ。M&Aのコスト負担もこなして最高益を更新する見込みであり、こうした経営力はもう少し評価されるべきと指摘している。
メガバンク後場入り後は揃って急速に伸び悩む展開に。特に材料は観測されておらず、需給要因が主導しているとの見方に。商いも膨らみ、TICK回数も多くなっていることから、海外ヘッジファンドの利食い売りといった見方が優勢のもようだ。メガバンクのほか、大手証券株など2月に入っての上昇率が高かった主力株の下げがきつい。メガバンクなどの下げにつられる形でTOPIXも一時伸び悩む。《FA》
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