14年のスマホ広告市場、前年比62%増の3008億円=CyberZ/シード・プランニング

2015年2月18日 15:26

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2015年版スマートフォン広告市場予測 (CyberZの発表資料より)

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  • 広告商品別の2015年版スマートフォン広告市場予測 (CyberZの発表資料より)
  • スマートフォンのネイティブ広告市場予測 (CyberZの発表資料より)

 サイバーエージェントの連結子会社であるCyberZは18日、シード・プランニングと共同で実施した「2015年 スマートフォン広告市場動向調査」の結果を発表した。それによると、2014年のスマホ広告市場規模は前年比62%増の3,008億円となった。

 この調査は、スマートフォン広告を「検索連動型広告」、「ディスプレイ広告」、「成果報酬型広告」の広告商品に分類し、年間スマートフォン広告出稿額を推計し(対象期間:2014年1月~2014年12月)、市場規模予測を算出した。

 同調査によると、2014年は、国内におけるスマートフォン端末の普及率が過半数に達し、ユーザーのインターネット利用は、PCからスマートフォンへ本格的にシフトした。ソーシャルメディアをはじめ、eコマースや、動画・ゲームに代表されるデジタルコンテンツなどにおいては、スマートフォン経由の利用がPCを上回るケースが顕著になりつつあるという。

 また、スマートフォンの特性を活かした広告媒体や広告フォーマットの登場により、スマートフォン向け広告商品の多様化が進み、広告主のスマートフォンにおけるプロモーション環境は大きく改善された。これらを背景に、広告主のスマートフォン広告需要は前年同様に急速に拡大し、2014年のスマートフォン広告市場は、前年予想時の2,304億を大きく上回る前年比62%増の3,008億円となった。

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