電通、豪州のネットマーケティング支援企業ソープ社を買収

2015年2月16日 13:59

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電通は、オーストラリアのデジタル・クリエーティブエージェンシー、ソープ・クリエイティブ社の株式51%を取得した。写真は、ソープ社のWebサイト。

電通は、オーストラリアのデジタル・クリエーティブエージェンシー、ソープ・クリエイティブ社の株式51%を取得した。写真は、ソープ社のWebサイト。[写真拡大]

 電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は16日、オーストラリアのデジタル・クリエーティブエージェンシー「ソープ・クリエイティブ(Soap Creative Pty Ltd)」の株式51%の取得と、今後段階的にシェアを拡大して完全子会社化するオプションを電通グループが有することで合意したと発表した。

 2002年に設立されたソープ社は、ソーシャルメディアやモバイルを含むデジタルマーケティングの戦略立案、デジタルの広告クリエーティブやウェブコンテンツの制作など、媒体作業以外のフルサービスを提供するエージェンシーである。

 2013年には、アジア太平洋地域のモバイル・エージェンシー・オブ・ザ・イヤーと、オーストラリアの広告業界誌『B&T』が選ぶ「インタラクティブ・エージェンシー・オブ・ザ・イヤー」に輝いた。また、ソープ社はその傘下に、顧客のキャンペーンを成功に導くモバイルゲームの開発などを行う100%子会社「Soap Mobile Games Studio Pty Ltd」を有している。

 買収完了後、ソープ社は、電通グループのグローバルネットワーク・ブランドのひとつであるデジタルエージェンシー「Isobar」の傘下に入り、社名ブランドを「Soap-Linked by Isobar」に変更し、オーストラリアに展開するグループ各社との連携を図りながら、統合的かつイノベーティブなソリューションを提供していく方針だ。

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