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VW Poloのトップグレードたる「GTI」が192psターボエンジンを搭載して登場
VW Polo GTI専用のエクステリアでスポーティ。215/40R17インチタイヤと17インチ専用アルミホイール(5ツインスホーク)を装着。ブレーキにはエネルギー回生システムが備わる[写真拡大]
フォルクスワーゲン(VW)は、昨年8 月から国内販売をスタートさせた新型「Polo(ポロ)」シリーズのトップグレードとなるスポーツモデル、新型「Polo GTI」を発表した。
新型VW Polo GTIの大きな特徴は、日本の道路環境に適した5 ナンバーサイズの全長×全幅×全高3995×1685×1445mmというコンパクトなボディに凝縮したトップクラスのスポーツ性能。 新型「Polo」シリーズに採用された最新の安全・快適装備、そして高められた環境性能、さらに精悍さを増した内外装、そして、豊富なオプションアイテムとなる。
「GTI」の称号は、フォルクスワーゲンのスポーツモデルに与えられる「伝統のグレード」名称で、その起源は1976年に登場した初代「VW Golf GTI」にはじまる。それ以来、時代の最先端をゆくフォルクスワーゲンのテクノロジーを惜しみなく投入し、フォルクスワーゲンの多くの技術者とデザイナーたちが、熱い思いを込めて作り込んできた。
VW「GTI」は、現在、その直系である「Golf」に加え、1998 年から「Polo」にもラインアップされた。こだわりのあるメカニズムやひと目で「GTI」と判る特徴あるエクステリア、ブラックで統一された内装と「GTI伝統」のタータンチェックのシートも人気を集め、日本ではユーザーと築き上げてきたVW「GTI」ブランドは、スポーツモデルファンだけでなく女性にも人気のある「憧れのブランド」になった。
新型VW Polo GTIは、これまでの搭載エンジンである1.4リッターターボ+スーパーチャージャーから、新たに1.8 リッターTSIターボエンジンに換装することで、従来モデルに対してプラス12psとなる192psの最高出力を得た。最大トルクは従来モデル同様、250Nmだが、最大トルク発生回転数をこれまでの2000rpmから1250rpm まで大幅に引き下げ、発進直後から力強いスターティングトルクを発生し、0-100km/h 加速は6.7 秒。これは2年連続で世界ラリー選手権(WRC)のチャンピオンに輝いたラリーマシンのホモロゲーションモデル「Polo R WRC」の同6.4 秒に迫る俊足を誇る。
しかしながら、燃費は4%アップとなる17.2km/リッター(JC08 モード)と向上した。全国希望小売価格は、334.2万円だ。なお、今回発売する7速DSGの2ペダルモデルに加え、マニュアルトランスミッション(MT)仕様車の年内導入を予定しているという。
Polo GTIは15mm 低くなるスポーツサスペンションによって、一般道ではしなやかに、ワインディングロードで爽快なハンドリング性能をドライバーに提供する。6200rpmのレッドソーンまでスムーズに吹け上がるエンジンを存分使いこなしてスポーティに走れる「非日常性」と幅広い領域で得られる豊かなトルクによって、低速(街中)から高速走行まで快適に走れるという高い「日常性」の双方を兼備。国産コンパクトハッチには存在しないVWならではの全方位コンパクトでプレミアムなリアルスポーツカーといえる。(編集担当:吉田恒)
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