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富士重、今期業績予想を上方修正 過去最高更新
円安影響や、アメリカでのスポーツ用多目的車(SUV)の販売が好調なことを受けて富士重工業<7270>は4日、2014年10月に公表した15年3月期連結業績予想をこれまでよりも280億円増やして4100億円に上方修正するとの発表を行った。また売上高の予想についても、これまでよりも700億円増やして2兆8500億円にする。
今回富士重工業が上方修正した15年3月期連結業績予想の4100億円という数値は、前期比25.6%アップの過去最高数値であり、これが実現すると3年連続で過去最高を更新することとなる。また売上高の2兆8500億円も前期比18.3%アップの過去最高数値であり、こちらも実現すると3年連続で過去最高を更新することとなる。さらに最終利益についてこれまでよりも120億円増やして前期比22.4%アップの2530億円に上方修正しており、こちらについても実現すると3年連続で過去最高を更新することとなる。
その一方、世界での販売計画については、ロシアでの販売をこれまでの90万9400台から90代6100台に、そして中国での販売をこれまでの6万台から5万3800台に、国内の販売をこれまでの16万6500台から16万1300台にそれぞれ下方修正した。その結果、世界全体での販売はこれまでの90万9400台から90万6100台に引き下げられた。しかしそれでもこの世界販売台数90万6100台という数値が実現することとなれば、過去最高を更新することとなる。
そしてアメリカでの販売計画については、これまでの51万3200台から52万7300台に、カナダでの販売計画についてもこれまでの4万700台から4万2200台にそれぞれ上方修正した。
そして同日に発表された富士重工業の14年4~12月期の連結決算によれば、売上高は前年同期比20.6%アップの2兆607億円であり、祭異臭利益は前年同月比4.9%アップの1903億円という結果であり、いずれも過去最高を更新した。好調さが続く富士重工業だが、今回上方修正したそれぞれの数値を達成し3年連続で過去最高を更新することができるのか?国内の動向だけでなく、海外での販売の動向も含めて注目したい。(編集担当:滝川幸平)
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