森永乳業、牛乳、ヨーグルトなど55品を3月9日以降に値上げ・容量削減

2015年1月31日 21:40

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 森永乳業は29日、牛乳類、飲料、ヨーグルトなど55品で価格改定、内容量の変更を3月9日出荷分から順次行うと発表した。最大8%の値上げまたは最大11.1%の内容量削減となる。

 同社によると、飼料価格の高騰や、生産者戸数・生産量の減少などにより、酪農家の経営状況が厳しく、生産者団体との間で生乳取引価格を4月から引きあげることで合意したとしている。また、原材料や包装資材価格、物流費の上昇や高止まりが続いており、企業努力ではコスト上昇を吸収し切れないとして、値上げや内容量削減に踏み切ったという。

 商品価格の値上げは、牛乳類 4品、飲料(コーヒー飲料など) 7品、ヨーグルト 12品、ドライ商品(紅茶用ティーバック) 12品が対象で、それぞれ5~50円、3.2~8.0%の改定率で行う。

 内容量の削減は、飲料 (乳酸菌飲料など)5品、ヨーグルト 4品、ドライ商品(粉ミルクなど) 5品が対象で、30~100mLまたは5~50g、3.6~11.1%の変更率で行う。

 このほか、牛乳6品でメーカー出荷価格を約2~4%の改定率で値上げする。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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