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近代キャデラック史上最小クーペ!? 2.0リッターターボ「ATSクーペ」登場
ゼネラルモーターズ・ジャパンは1月5日、キャデラックの2015年モデルラインナップを発表した。
今回発表された「ATS」と「CTS」には、キャデラックの新しいブランドロゴマーク「キャデラック・クレスト」が採用され、フロントグリルとバンパー下のデザインは新しくなる。
これらの中で筆者の注目車はなんといっても「ATSクーペ」だ。これまで「アランテ」や「エルドラド」、「XLR」や「CTSクーペ」等、さまざまなプレミアムパーソナルカーを産みだしてきたキャデラックだがついにここまで小さなボディ、小排気量で来たか!といった感じである。ATSクーペのライバル車は、メルセデスベンツ「Cクラスクーペ」、BMW「4シリーズクーペ」、レクサス「RC」、インフィニティ「Q60」あたりとなる。
ATSクーペは全長4680mm、全幅1845mm、全高1400mmと、大きくなるばかりのプレミアムクラスの車としては使い勝手の良いボディサイズだ。重量も1580㎏とBMW「428iクーペ」と比べてそれほど変わらない。
エンジンは米国「ワーズオート」誌の「世界の10ベストエンジン」にも選ばれた高性能・高効率の2.0リッターターボを採用。馬力は276馬力とこれまで通りだが、トルクはなんと353Nmから400Nmへと向上。2.0リッターにして4.0リッター並のトルクを発生する。0-100km/hは5秒台とかなりの俊足。ブレンボ製ブレーキが採用されているので制動性能には期待できるだろう。サスペンションは長年搭載し、進化し続けているマグネティック・ライドのダンパー。ニュルブルクリンクで鍛えられているのでもう「直線番長」とは言わせない。
昔CTSクーペに乗った時に普通に乗るには十分だがもう少し軽量でトルクがある方が良いなと感じた。今回のATSクーペはCTSクーペより250㎏ほど軽く、トルクも太いので(3000~4600回転で最大トルクを発生する)相当な軽快感がありそうだ。実際ATSセダンは良かったのでATSクーペも良いだろう。
この何年か欧州車の走行性能に追いつけ追い越せのキャデラックだが基本的にはプレミアムカーなのでプレミアム性能にもぬかりはない。最新の自動ブレーキ、シートの座面振動により警告するシステム、自動にステアリング制御するレーンキープアシストをはじめ、最高の安全装備も搭載されている。
3月より販売予定のATSクーペ、価格は509万円だ。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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