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三菱地所、ヨーロッパ大陸第1号物件としてパリにオフィスビルを取得
三菱地所が取得したフランス・パリのオフィスビル「46 Rue La Boetie」(写真:同社発表資料より)[写真拡大]
三菱地所は9日、英国子会社である三菱地所ロンドン社を通じて、昨年12月22日にフランス・パリにてオフィスビル「46 Rue La Boetie」を取得したと発表した。
地上9階建て、貸付有効面積約2,400平方メートル(約730坪)の同物件は、凱旋門やシャンゼリゼ通りからも程近いパリ中心部の8区に位置し、三菱地所グループとしてはヨーロッパ大陸に保有する初の物件となる。
同物件のあるボエシー通りは、オスマン通りやサンノトーレ通りといった著名な大通りの間に位置しており、オフィス立地としての評価が高く、多様なテナント需要を背景に賃貸マーケットが堅調に推移しているエリア。クラシックな様式の建物が多いパリ中心部においては珍しく、現代的な外観デザインを有した高スペックオフィスビルで、現在100%の稼働率を誇る。
三菱地所グループは、1986年に英国現地法人を設立して以降、ロンドン中心エリアにおいてオフィスビルを中心に不動産開発・賃貸事業を展開している。現在ロンドンにて7物件を有しているが、欧州におけるさらなるポートフォリオの拡大および多様化を企図し、欧州の都市ではロンドンに匹敵するオフィス市場規模を有するパリにおいて、本物件を取得することとした。
同グループは、海外事業を重点的に強化する領域の1つに位置づけ、国内ならびに海外でのこれまでの事業展開により蓄積してきた不動産開発、運営等のノウハウを最大限に活用することで、今後もさらなる海外事業の成長を目指すという。(記事:宮野 浩・記事一覧を見る)
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