CYBERDYNEとオムロン、ロボット事業で協業 介護用ロボットで“生産革命”を目指す

2014年12月25日 14:40

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CYBERDYNEのHAL( CYBERDYNEの発表資料より)

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  • CYBERDYNEのHAL( CYBERDYNEの発表資料より)

 CYBERDYNEとオムロンは24日、ロボット事業を含む基本合意書を締結したと発表した。

 この基本合意により、オムロンは自社のネットワークサービスを活用し、サイバーダインのHAL介護支援用(腰タイプ)、HAL作業支援用(腰タイプ)、搬送用ロボット、およびクリーンロボットの販売促進と保守サービスを提供していく。また、両社は、サイバーダインのサイバニクス技術とオムロンのセンシング&コントロール技術を活かしながら、共同で"生産革命"に関する事業を推進する。

 HAL腰部負荷軽減用は、重量物を持ったときに腰部にかかる負荷を軽減することで、腰痛を引き起こすリスクを減らす。これまでの重作業を楽に行うことができるため、病院・介護施設や作業現場での労働環境改善、労働災害防止への活用が期待されているという。

 また、搬送用/クリーンロボットは、環境認知、自動マッピング機能、ティーチングプレイバック機能という二つの特徴を持つ。ロボット自ら環境を認知し、自動で周囲の地図を生成し、どのように動いて搬送/清掃するかを自動的に、あるいは人がパッドで設定して実行する。初めに現場でロボットに直接どのように動いたらよいかを教えることで、その直後からロボットは教えられた通りに動くという。従来型の製品とは異なり、誘導線(磁気テープ)が不要なため容易に導入可能であり、導入後は工場のレイアウト変更等にも柔軟に対応可能である。

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