ヤマハ発動機、次世代小型エンジン搭載スクーターをインドネシア市場に導入

2014年12月8日 14:51

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「Mio125」(2015年インドネシア仕様)。(ヤマハ発動機の発表資料より)

「Mio125」(2015年インドネシア仕様)。(ヤマハ発動機の発表資料より)[写真拡大]

 ヤマハ発動機は8日、“新しい!元気が良い!Mio”をコンセプトに開発した125ccスクーターの新製品「Mio(ミオ)125」を、2014年12月からインドネシアに導入すると発表した。

 新型「Mio」は、次世代小型エンジンの“BLUE CORE(ブルーコア)エンジン”を搭載した。現行「Mio J」の115ccから排気量をアップさせつつ、同等の燃費性能とコンセプトを両立させている。

 また、今年8月にベトナム導入の女性向けスクーター「Nozza Grande」に搭載のBLUE COREエンジンをベースに加速性能を高めるなど、ターゲットである若年層のニーズに応えるテイストとした。そのほか、①「車両装備重量92kgと現行モデル同等の軽量ボディ、②機敏な走りを支える新設計の高剛性・軽量フレーム、③軽快感のあるレイヤーイメージのボディデザイン、④コミューターとしての利便性、収納性向上などの特長を備えている。

 同社は、かつてマニュアルトランスミッションのアンダーボーンモデルが主流だったインドネシア二輪車市場において、女性を中心に燃費・乗りやすさ・利便性・ファッション性を兼ね備えるオートマチックスクータートレンドを創出した。「Mio」は市場拡大の牽引力となってきたモデルで、現在も同社の主力モデルである。BLUE COREエンジン採用など、今回のモデルチェンジにより「Mio」の商品競争力をさらに高め、市場での販売拡大に繋げる方針だ。

 メーカー希望小売価格は1,398万ルピア(約13万7,000円)、販売計画は発売から1年間、インドネシア国内で86万台である。

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