三菱重工、内歯車を高速・高精度に加工する「三菱スーパースカイビングシステム」を開発

2014年10月20日 16:12

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三菱重工業は、内歯車を高速、高精度に加工する工具「三菱スーパースカイビングシステム」を開発した(写真:同社発表資料より)

三菱重工業は、内歯車を高速、高精度に加工する工具「三菱スーパースカイビングシステム」を開発した(写真:同社発表資料より)[写真拡大]

 三菱重工業は20日、内歯車を高速、高精度に加工する工具「三菱スーパースカイビングシステム」を開発したと発表した。2015年4月から工具および専用スカイビング盤の販売予定。

 本製品は、ピニオンカッター型などの回転工具を歯車材(ワーク)に対して軸交差角度を付けて取り付け、同期させて回転させることで切削するスカイビング加工を目的とした製品。2009年に同社が開発した量産用内歯車研削盤「ZI20A」で実現した技術を応用した「スーパースカイビングカッター」を採用し、加工が難しいとされる内歯車を量産できるのが特徴。また、工具の長寿命化、加工時間の短縮を実現し、生産コストを減らすことができるという。

 また、スカイビング専用に開発した切削シミュレーションソフトを使用し、切刃にかかる切削力などを正確にシミュレーションすることで、工具の長寿命化と加工機に合わせた最速での加工を実現するという。

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