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【高見沢健のマーケット&銘柄ウオッチ】NYダウは底打ち感だが、グローバルの需給ギャップ107兆円は依然、懸念材料
■NYダウはミニ・セリングクライマックスで底打ち感だが、グローバルの需給ギャップ107兆円は依然、懸念材料
この度の急落局面を振り返ると、NYダウは9月19日につけた1万7350ドルを高値にG20明けの同22日(月9から下げに転じた。9月15日に明らかにされたOECDによる世界経済見通しでユーロ圏や日本などが下方修正され、グローバルで捉えた需給ギャップが約1兆ドル(円換算で約107兆円)との観測が懸念され、G20の席で米国の財務長官が財政に余裕のあるドイツに財政出動を求めたが、ジョイブル財務相は否定的な見解を示したことで世界景気の先行きに不透明感が広がった。
これまでの株高を支えた米QEの終了を10月末に控え、投資家心理が大きく動揺した結果、10月15日はVIX指数が2011年12月以来の30を超えを記録したり、ほぼ同じ時間帯にNYダウが1万5855ドル(高値から約1500ドルの下げ)まで売られたりリスク回避の対象として買われた米10年国債の利回りが一時1.86%(9月17日の2.63%から0.77ポイントも低下)をつけるなど、ミニ・セリングクライマクスを見せた後、リバウンドに移行した。(経済・証券ジャーナリスト)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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