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大幸薬品、新生銀行、グンゼなど/本日の注目個別銘柄
<5401> 新日鉄住金 291.2 -3.7さえない。前日に名古屋製鉄所で火災事故が発生しており、本日も嫌気される展開が続いている。現状では事故原因は不明、高炉などの一部設備を前日から休止しているもよう。今回の事故による損益への影響は限定的との見方が多いものの、今年になって黒煙が発生する事故は4度起きており、安全操業面での課題などクローズアップされる状況にも。
<5713> 住友鉱 1717.5 +71買い優勢。シティでは、ニッケルスプレッド縮小に抗しうる稀有な技術力を評価するタイミングとして、投資判断「1」を継続で、目標株価を1950円から2000円に引き上げている。独自の技術HPALにより競合他社とは異なる原料鉱石を使用しているほか、原料確保についてNAC社との強固な関係を構築していると指摘。原料高騰の環境はむしろ、業界内での相対的な競争力強化につながると判断しているようだ。
<4574> 大幸薬品 1867 +77買い優勢。蚊を避ける効果がある溶液を見つけたと報じられている。効果が認められたのは「二酸化塩素ガス溶存液」であり、自治医科大とこのたび特許を取得したとされている。デング熱の感染者が増加しているタイミングでもあり、関心が集まる状況となっているもよう。なお、特許の出願は2008年のようだ。
<3002> グンゼ 297 +6しっかり。蚊が寄りにくいパジャマの開発を始めたことが明らかになったと伝わっている。蚊が嫌がるにおい成分の入ったマイクロカプセルを生地に付着させるようだ。商品化の時期は未定ながら、デング熱などで関心が高まっている中、今後の期待製品として注目度が高まる展開に。
<8303> 新生銀行 225 +4買い優勢。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も260円から320円に引き上げている。銀行セクターのなかでは長期トップピックとしているようだ。資金利益を中心に本業収益が想定以上に改善しつつあること、将来的な税効果や資本政策変化の可能性を考えると、長期的に同行株を「持たざるリスク」が拡大しているとの指摘。なお、SMBC日興証券では三井住友トラスト<8309>の投資判断も格上げしている。
<2335> キューブシステム 1232 +196上昇率2位。前日に1:2の株式分割実施を発表、これまで流動性リスクが高い状況であったため、流動性向上が株価の見直し材料につながるとの期待感が先行しているとみられる。9月末の株主が対象となる。なお、配当金や株主優待に関しては、株式分割に併せて変更しており、実質的な価値は変更無し。
<8245> 丸栄 170 +20急伸。名古屋市では、名古屋駅とその周辺を対象とした「リニア・スーパーターミナル特区」を提案していたと伝わっている。特区指定となれば、駅の再開発進展や周辺施設の容積率緩和などによって、集客数の増加などが想定される状況に。名古屋で百貨店を運営している同社にはメリット享受の期待が高まる格好となっている。また、本日は名古屋鉄道などの強い動きも目立っている。
<4216> 旭有機材 264 +19強い動きが目立つ。250円レベルでの節目を突破して、2009年以来の高値水準にまで上昇している。特に材料は観測されないものの、足元では第1四半期の好業績銘柄を見直す動きも強まってきている。同社も第1四半期営業損益が黒字転換、上半期業績予想を上方修正しており、循環物色の対象になっているとの見方も。なお、一部では特定資金の介入観測をはやす声もあるようだ。
<6966> 三井ハイテック 709 -37軟調。前日に上半期の決算を発表、営業利益は15.1億円で前年同期比20%増益となり、従来予想の12億円を上振れる格好となった。通期予想は従来予想の26億円を据え置いている。ただ、第1四半期は7.6億円で同57%増益であったため、上半期の上振れ着地は想定線とも捉えられている。短期的な材料出尽くし感につながる格好にも。《FA》
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